【試して納得】体型をカバーしてコットンより汗を吸う、お手入れ簡単なフレンチ袖のシルクニット。
撮影・黒川ひろみ 文・板倉ミキコ
良いものは良い。
“是々非々”のような立派な能書きを垂れるワケではありません。単に、1年前にもオススメとしてご紹介したのに、また同じものをご紹介する今回の記事にも、読むべきところがあるんですよ〜とお伝えしたくて書き出しました。
自分で洗える、お手入れ簡単なシルクのフレンチ袖ニットの、良いものである点の1つは、言わずもがなの素材の良さです。
天然素材の中でも、肌への当たりが極上なのは知られていますが、コットンより汗をよく吸うということを認知している人は少ないでしょう。
放湿性にも優れているので、不快指数100とも言える日本の酷暑を涼しい顔して乗り切るには、こんなシルクニットが手放せません。終日すべすべで軽い着心地が叶います。
良いものとして推奨する2つ目のポイントは、大人顔なデザインの中に秘められた、妙齢女性に安心感を与えるデザインであること。
広めの身幅は、ストンと落ちるシルエットを描いてとても綺麗なのですが、一方でわがままボディのラインを拾い過ぎないという弱点カバー力も兼ね備えているのです。
その上、二の腕を程よくカバーする袖のラインが絶妙で、見た目の暑さを助長するムチムチさを隠して、涼しげな腕周りを演出してくれます。
そして、シルク素材の良さを痛感するのが発色の良さです。今年新色で加わったカーキも、去年からあるライトグレー同様、微妙な塩梅のニュアンスカラーが本当に魅力的。
「普段はネイビーや黒など、濃いめの色を着ることが多い」と言っていたモデルさんも、全4色を着比べてみて、少し甘みのあるライトグレーや、ミリタリーではない優しいカーキに「新しい自分を発見できました」と嬉しそう。
既にライトグレーを持っている私は、顔色を暗く沈んで見せないカーキ(それってカーキ系では珍しいことだと思います)を購入いたしました。
全部で4色展開ですが、ニットのカジュアルさに抑えられた上品な光沢が加わって、普段着がちょっと格上げして見えるラインナップです。
良いものは良い。毎年愛用できる、大切にしたい普段着があることは、日々の心の贅沢になる気がします。(ライター Mikiko)
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