夏場は髪をまとめたい!〝疲れた髪〟に見えない結び方は?
撮影・久々江 満(商品)、古谷利幸(F-REXon・人物) イラストレーション・網中いづる 構成&文・今井 恵
暑い季節はまとめ髪が気持ちいい。
サイドから落ちる後れ毛は、若い頃は女っぽく見えたのに、ツヤがなくなった髪だと“疲れたおばさん風”になりがち。
そこで『ヘアゴム1本でなんとかする』の著者で、インスタグラムで公開するヘアアレンジが人気のukaのヘアスタイリスト保科真紀さんに、“こなれ感”が出て、おしゃれに見えるまとめ髪のコツを教えてもらった。
【夏の髪の結び方1】フェミニンで華やかな、ミドルポニーテール。
日本人に多い後頭部の絶壁を、髪をたゆませて美シルエットに。
(1)太めのヘアゴムで耳の高さでひとつに結び、結び目のすぐ上と耳上の毛束を引き出してゆるませる。
(2)首に近い部分の毛束を使い、ゴムを隠すよう巻きつける。毛先をゴムの中に入れ込んでピンで留める。
【夏の髪の結び方2】ゴム1本でまとめられる、シンプルなおだんご。
襟足の髪を多少たゆませると、こなれ感が出て、おしゃれ度がアップ。
(1)高めの位置で結んだポニーテールの太ゴムをひと回りほどき、髪を引き出して小さな輪を作る。
(2)毛先をゴムに巻きつけ、さらに残った毛先をゴムの中に入れ込む。きっちりせず、ラフがよし。
【夏の髪の結び方3】きちんと感も演出する、ツヤが決め手のローポニー。
マニッシュな印象ながら、髪を巻きつけるひと手間でやさしさをプラス。
(1)前髪を斜めに流し、逆サイドの耳より前の髪を残し、それ以外の髪を細めのゴムでひとつに結ぶ。
(2)残したサイドの髪の毛先を持ち、コームでしごき、ひっぱりながら結んだ根元に持っていく。
(3)結んだゴムを隠すように毛束をぐるっと巻きつけ、毛先をピンで固定すれば完成。
〈スタイリングに使用〉
ローポニーで使用。髪全体になじませてウエット感を出しまとめやすくする。
ミドルポニーとおだんごに使用。毛先を自由に動かせ、束感も作れ、あらゆるスタイルに使える。
『クロワッサン』1068号より