坂井真紀さんが髪を切った。前髪とレイヤーで軽やかに。
年を重ねると、だんだん冒険が怖くなり、髪もメイクも、〝守り〟に入ってしまいがち。でも、顔や髪質が変わるのは当然のこと。
昔の自分に縛られず、今の自分の再確認を。
思い込みを捨て、ちょっとだけ勇気を出してアップデートすることも、きっと大事。
昔の自分に縛られず、今の自分の再確認を。
思い込みを捨て、ちょっとだけ勇気を出してアップデートすることも、きっと大事。
撮影・天日恵美子 ヘア&メイク・山口公一(SLANG) スタイリング・岡部美穂 構成&文・今井 恵
自然に流した前髪と毛先の動きが、軽さを演出。
長めにカットした前髪を大胆にサイドから分けて流し、レイヤーを入れた毛先が髪全体に軽やかな動きをもたらす髪型。仕上がりへの感想は?
「前髪のニュアンスが出るだけで、アレンジ力がかなり違いますよね。ワンレングスだと髪に動きを出すのに限界がありますから。それにしても髪がふわっとして空気をまとうと、自分の気持ちまで軽くなるんですね」
“髪を切ると、心が軽くなる”。そんな言葉を改めて証明したヘアカット。
「レイヤーをつけたことで毛先が自然に揺れるので、手を加えなくとも私の髪のクセが活かせるようになりました。自分で言うのもなんですが(笑)、前よりやさしい雰囲気になった気がします」
実は坂井さんの髪はストレートではなく、もともと軽いうねりがある。それもいい感じにスタイルと一体化。
「髪が軽くなって、動きが出たことで今までの服も違った感じに見えるし、おしゃれ感が増す気もします。皆さん、今日は“ニュー坂井”を作ってくださってありがとうございます(笑)」
アレンジスタイル
[前髪とトップをふんわり、タイトなひとつ結びで]
ワンレングスだと、結んだスタイルでは髪をすべて収める、いわゆる〝ひっつめ〟にするしかなく、きつい印象に見えるのが悩みだった。ふんわり立ち上げた前髪とトップを少し引き出したひとつ結びでこのカジュアルさ。
『クロワッサン』1068号より
02 / 02