やさしく触ってむくみを解消、 間質リンパを巡らせ、水太り対策。
水分の摂りすぎや生活リズムの乱れなど、夏は水太りになる要素がたくさん。揉まない、押さない、で巡りをよくする、話題の技術を紹介。
撮影・青木和義 ヘア&メイク・高松由佳 イラストレーション・山口正児 文・小沢緑子
まずは顔の半分だけ試そう。ケアによる違いが歴然。
「まずは変化がわかりやすい、顔の耳たぶ回しから始めましょう。顔や口周りの筋肉は無意識のうちに奥歯を噛みしめていたり、緊張しがち。耳たぶ回しでこわばっていた顔の筋肉をゆるめてリンパが流れるようになると、目が大きく開いたり、頬が引き上がるなど、即効性を感じるはずです。試しに顔の半分だけケアをしてみてください」
〔顔〕リンパがスムーズに流れて小顔に。耳たぶ回しで全身の筋肉もゆるむ。
(1)
A:目線を上げ、右手で額の左側半分に触れる。その下にある前頭筋を意識しながら、左手で耳たぶの付け根をやさしくつまみ、弱い力で後ろ側に8回回す。
B:つまむときは人差し指は耳と顔の境目、親指は後ろ側のくぼみに軽く触れるように。少し持ち上げながら、小さく弱く回すのがコツ。
(2)右手で左のこめかみあたりに触れ、左手は1同様に耳たぶの付け根をつまみ、後ろ側に8回回す。
(3)右手は左頬に触れる。左手は耳たぶの付け根をつまみ、後ろ側に8回。反対側も1〜3の順に行う。
マスクのつけ方でむくみが防げる。
マスク生活が続く今、以前より顔のむくみが気になるという人も。
「マスクで口元が隠れることで表情が乏しくなり口元を動かすことも減り、顔全体の筋肉が硬く縮こまっているのが原因です」(さかえさん)。
その結果、リンパの流れが滞り老廃物の回収が進まず、むくみだけではなく、たるみが進行し、ほうれい線が深くなることも。
「マスクは耳ひもを下から上に1回ねじって装着を。耳周りの筋肉がやさしく刺激され、顔の筋肉がこわばりにくくなります」
『クロワッサン』1049号より
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