間違った座り姿勢が不調のもと?究極の座り方で、肩こり・腰痛改善。
撮影・中島慶子 スタイリング・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・Asami イラストレーション・大庫真理 文・板倉みきこ
固まった筋、筋膜の癒着を取る、リセットエクササイズ。
長時間の座り姿勢がもたらす、筋や筋膜の癒着をリセットするエクササイズを日中こまめに行えば、より疲れにくい体になる。
腰のリセット
足を肩幅に広げて立ち、お尻をキュッと引き締める。背骨の両サイドを親指で強めに押さえる。体を横に傾けつつ、右回り、左回りとリズミカルに腰を3回回す。親指の位置を写真の順番に3カ所ほど変えながら繰り返す。
腰・肩のリセット
足を肩幅くらいに広げて立ち、片方の手を斜め前方へ伸ばす。一方の手で手首を持ち、腰が伸びるように斜め前に引っ張る。骨盤が一緒に引っ張られて上がらないよう注意。左右とも息を吐きながら3回ずつ行う。
肩のリセット
足を肩幅くらいに広げて立ち、片方の手は丹田に置く。丹田の辺りを意識して肩の力を抜き、もう一方の腕はゆっくり上げ下げを3回繰り返す。腕を上げたときに息を吐く。目線は常に正面に。手を入れ替えて反対側も。
プラスαの意識で、日々の座り方を改善
●床に座る
お尻の下にしっかりした素材の厚めのクッションを敷き、背筋が伸びるようにあぐらをかいて座ると骨盤が立ちやすい。体育座り、横座り、割り座りは背中が丸まり、骨盤が歪む。
●ソファに座る
お尻が沈むソファなら、クッションをお尻の下、背中などに当てて支える。ただ、ソファはリラックスするために作られたもの。正しい姿勢を維持できないので、長時間座らない。
●座るとき、立つとき
椅子の脇から体を捻って座らず、椅子の正面に立ってから座ると、正しい座り姿勢がとりやすい。立つときは片方の足を少し前に出し、両足で床を蹴るイメージで立ち上がるとよい。
木津直昭(きづ・ただあき)●WHO基準カイロプラクター。「KIZUカイロプラクティックグループ」代表院長。著書に『肩こり・腰痛が消えて仕事がはかどる 究極の座り方』(文響社)が。
トップス1万円、パンツ1万6000円(共にデミルクス ビームス/ビームス ハウス 丸の内 TEL.03-5220-8686) シューズ4万4000円(ロートル ショーズ/ビームス ハウス 丸の内)
『クロワッサン』1021号より