間違った座り姿勢が不調のもと?究極の座り方で、肩こり・腰痛改善。
日々の座り方を変えるだけで、肩のこりや腰痛だけでなく、頭痛やむくみ、慢性的な疲労感まで改善へと導く。誰でもできる座り方をWHO基準カイロプラクターの木津直昭さんがレクチャー。
撮影・中島慶子 スタイリング・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・Asami イラストレーション・大庫真理 文・板倉みきこ
不調を生んでいるのは、こんな座り方
座り姿勢を大きく分けると、男性に多い猫背(1、2)、女性に多い反り腰(3、4)の2グループになる。
4つの姿勢がどんな体調不良を招きやすいかも分析。普段の自分を省みる参考に。
1.猫背座り
背中が丸まり、顔の位置が体の重心より前に出た状態。両肩を前に巻き込むことが多い(巻き肩)。パソコンのマウス操作やスマホを使用する際になりがち。
\こんなトラブルに注意/
【ストレートネック】【肩こり】【首こり】【手足のしびれ】
2.背中座り
電車の座席でスマホに熱中する男性に多い座り方。背中から腰にかけて丸くなり、背中に重心を置く。低いパソコン画面に目線を合わせようとするとなりやすい。
\こんなトラブルに注意/
【腰痛】【椎間板ヘルニア】【肩こり】【首こり】【背中のこり】
3.スフィンクス座り
上体を前傾させ、体重は主に肘で支える。腰というよりは背中をグッと反らし、両肩が上がった状態になる。ノートパソコンを使用している女性に多く見られる。
\こんなトラブルに注意/
【頭痛】【首こり】【肩こり】【背中のこり】【肩甲骨間部痛】
4.チョコン座り
深く椅子に座ると足が浮いてしまうため、浅く腰掛けるパターン。前傾した体重を足の付け根と坐骨で支えないと姿勢を維持できず、そけい部やもも裏に圧がかかりやすい。
\こんなトラブルに注意/
【足のむくみ】【だるさ】【背中のこり】【胃下垂や便秘】
02 / 04