美しいと感じるものには、しなやかな強さがあります。
撮影・青木和義 ヘア&メイク・レイナ 文・越川典子
たったひとつの帽子をきっかけに、女性は変われるんです。
苣木紀子さん(ちさき・のりこ)
帽子デザイナー
2016年、自社ブランド「chisaki」を立ち上げる。国内はもちろん、パリ、NYでも評価が高い。東京と北海道にアトリエをもつ。
手にとるとドキドキする。甘ったるい女らしさとは無縁な、どこか無国籍で自由な風を感じさせる帽子たち。日本国内のみならず、パリ、NY、ロンドンの女性たちを魅了する「chisaki」の帽子は、かぶると美人度が上がると噂が――。
「美人度ですか?」と笑うのは、デザイナーの苣木紀子さんだ。
「たしかに、かぶったとたん、皆、ぱーっと表情が変わります。気持ちが動く瞬間を、私は何度も見てきました。考え方や暮らしまで変わる人もいるんです」
まるで帽子がメッセージを伝え、その人自身が再起動し始めるかのような。
「帽子って、私はコミュニケーションツールだと思うんですね。作る人、売る人、買う人が帽子を通して輪となって、未来を作っていく。誠実にものづくりしていけば、国籍も性別も超えて、笑顔でつながっていけるのではないか、と」
スタートは、偶然教わったベレー帽作り。繊細な世界に惹かれ、独学で始めた帽子デザインだが、今や東京と北海道にアトリエをもち、15年通うパリでコサージュ作りも学びたいと思っている。
「これからも、もっと女性をわくわくさせたいから」と話す苣木さん。デザインの発想はどこからくるのだろうか。
「しなやかな強さ。凛とした何かに美しさを感じます。私は山登りをするのですが、たとえば極寒の雪山は、厳しさの中に、空や雪、樹木や岩肌など信じられないような美しさがある、そんな自然からエネルギーをもらっている気がします」
だから、そばにデルメッド。
登山から、今やアイスクライミングまで始めたという苣木さん。 「紫外線や寒さなど肌環境も厳しいのですが、頼りにしているのは、このデルメッド ナイトリッチ。しっとり、もちもち感がすばらしく、気持ちが前向きになれます」
デルメッドのWEBマガジン「デルメッド・スタイル」では美容やレシピなどの情報をお届けしています。苣木紀子さんの特集も公開中! 是非ご覧ください。https://www.dermed-style.jp
問合せ先・デルメッド 〈フリーダイヤル〉0120-847-447 www.dermed.jp