年齢とともに変わりゆく髪、私はこう対処しています。【前編】
撮影・青木和義、千葉 諭、三東サイ 文・鈴木智子
マイクロバブルのお湯シャンプーでくせ毛を改善。 錦織なつみさん(美容エッセイスト)
ストレートパーマが必要なほどのくせ毛で、年齢とともに乾燥もしてさらに扱いにくく。そんな錦織さんの髪質を改善したのがお湯シャンプー。
「シャンプー剤は使わず、マイクロバブルを発生するシャワーヘッドでお湯を頭皮に当てるようにして洗うだけです。中に入っている炭酸タブレットの効果で、負担をかけずに洗い流すことができるんです。それまでヘアケア製品を駆使していたので最初は抵抗がありましたが、続けていたら頭皮も髪の状態もよくなって、ストレートパーマをかけずに済むようになりました」
髪の乾きには、非加熱のはちみつの酵素入りトリートメントで対処。
「水分が抜けやすい髪なのですが、内部まで潤いがいきわたって、しっとりとさらさらを両立した理想的な仕上がりになるんです。望みどおりの保湿力がありながらオーガニックというのも気に入っています」
塩と卵白のマッサージと薄毛予防ふりかけでケア。 山脇りこさん(料理家)
ヘアカラーやパーマをまめに繰り返していた母の姉妹が、みな晩年に薄毛で悩んでいたことから怖くなり、できる限り髪に負担をかけない、というのが山脇さんの予防法でありこだわり。
「パーマもカラーもほとんどしない、ドライヤーは最短で済ませブローはしない、整髪料はつけない、ショートにしてまめに髪をカットするというのを続けています。それと、塩と卵白のマッサージを3週に1度。これは母の同級生で70代にして真っ黒でふさふさな髪を維持している方が30年以上続けていると聞き、私も始めたんです」
そして内側からのケアとして薄毛予防ふりかけを摂ることも実践中。
「薄毛の悩みを克服した友人から教わりました。材料はひじき、こんぶ、わかめなど髪にいいといわれるものばかりです。ちょっと硬いので雑炊に入れたりスープに入れたり、おにぎりにまぶしたりして使います」