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地元民のマイペースな京都・左京区グルメ案内

アカデミックで自由な街・京都市左京区。のんびりとした時間が流れる街の魅力を、そこに暮らし働く人たちのお薦めコメント付きでご紹介。今回は、カフェやワインバー、お持ち帰り専用の助六専門店など、左京区の暮らしに溶け込むすてきなお店を巡ります。

撮影・渡部健五 イラストレーション・タムラフキコ 構成&文・中岡愛子

京都市の北東に位置。大学や歴史的建造物、文化施設が多く自然豊か
京都市の北東に位置。大学や歴史的建造物、文化施設が多く自然豊か

COIMO WINE & cafe(一乗寺)

高橋さんの姉で写真家の高橋ヨーコさんの作品が壁面に
高橋さんの姉で写真家の高橋ヨーコさんの作品が壁面に
高橋さんのいいところはつかず離れずの心地よい距離感
高橋さんのいいところはつかず離れずの心地よい距離感
パルミジャーノのプリン700円
パルミジャーノのプリン700円
季節のフルーツと生ハムのカプレーゼ1,400円、鯖のリエット(パン付き)800円、コイモサラダ ハーフサイズ400円、グラスワイン800円〜
季節のフルーツと生ハムのカプレーゼ1,400円、鯖のリエット(パン付き)800円、コイモサラダ ハーフサイズ400円、グラスワイン800円〜
高橋さんの姉で写真家の高橋ヨーコさんの作品が壁面に
高橋さんのいいところはつかず離れずの心地よい距離感
パルミジャーノのプリン700円
季節のフルーツと生ハムのカプレーゼ1,400円、鯖のリエット(パン付き)800円、コイモサラダ ハーフサイズ400円、グラスワイン800円〜
 

ひとりでも誰かと一緒でもリラックスできる左京区の良心

タイに10年暮らしたパティシエの高橋順子さんが営む、カフェ使いもできるナチュラルワインバー。「店名は姉による私の愛称イモコから。妹だからイモコ」とうれしそうに話す高橋さんの料理は、自身が大好きなナチュラルワインをよりおいしく味わうためのもの。里芋のとろみとしば漬けの食感が楽しいコイモサラダ、いちごを使った春のカプレーゼもくせになるおいしさ。パルミジャーノ満載のプリンは、赤ワインはもちろんコーヒーにも合う。

京都市左京区一乗寺払殿町38-3 パールハイツ1F TEL:なし (営)15時〜23時(22時LO)…
京都市左京区一乗寺払殿町38-3 パールハイツ1F TEL:なし (営)15時〜23時(22時LO)、木曜16時〜 火・水曜休 「一乗寺」駅から徒歩4分。

watoto(下鴨)

カウンター席から中庭を望む
カウンター席から中庭を望む
旬の野菜をたっぷり使用したランチ3,000円。体になじむおいしさ
旬の野菜をたっぷり使用したランチ3,000円。体になじむおいしさ
ランチのデザートとドリンクはそれぞれ2種から選べる
ランチのデザートとドリンクはそれぞれ2種から選べる
「左京区は個人店が多く、店主の人間性も魅力的」と真人さん。由美子さんは「カウンター席は女性ひとりのお客さまも多く、大歓迎です」
「左京区は個人店が多く、店主の人間性も魅力的」と真人さん。由美子さんは「カウンター席は女性ひとりのお客さまも多く、大歓迎です」
カウンター席から中庭を望む
旬の野菜をたっぷり使用したランチ3,000円。体になじむおいしさ
ランチのデザートとドリンクはそれぞれ2種から選べる
「左京区は個人店が多く、店主の人間性も魅力的」と真人さん。由美子さんは「カウンター席は女性ひとりのお客さまも多く、大歓迎です」

薬膳と発酵ベースのランチと、深く豊かな自家焙煎コーヒー

福井・小浜から2025年2月に移転オープン。京都の焙煎所や蒸留酒専門店などで経験した硲真人さんが凛とした姿勢でコーヒーやカクテルを仕立て、鉄ミネラルアドバイザーの資格を持つ母の由美子さんが体に優しいランチをふるまう。「店名はスワヒリ語で子どもたちの意味。ご縁が重なり生家の古民家を改装しました。ここが誰かの居場所になれば」と由美子さん。季節の花の投げ入れや道具の一つ一つまでセンスが光り、それらを眺める時間ごと豊か。

京都市左京区下鴨森本町9 TEL:080-2957-4909 (営)11時〜15時(料理)、15時〜…
京都市左京区下鴨森本町9 TEL:080-2957-4909 (営)11時〜15時(料理)、15時〜23時(コーヒーとお酒) ※変動あり(Instagram:@watoto_kyotoで確認を) 水・木曜休「出町柳」駅から徒歩12分。

通しあげ そば鶴(一乗寺)

父のレシピを受け継ぐ茄子あんかけそば1,800円、英雄さんによる菜の花とたこぬた1,000円、日本酒700円〜
父のレシピを受け継ぐ茄子あんかけそば1,800円、英雄さんによる菜の花とたこぬた1,000円、日本酒700円〜
週末は予約がベター。そばが売り切れ次第、早じまいあり
週末は予約がベター。そばが売り切れ次第、早じまいあり
ラム酒をきかせた自家製プリン500円は眞咲子さんが考案
ラム酒をきかせた自家製プリン500円は眞咲子さんが考案
右から重人さん、眞咲子さん、英雄さん
右から重人さん、眞咲子さん、英雄さん
父のレシピを受け継ぐ茄子あんかけそば1,800円、英雄さんによる菜の花とたこぬた1,000円、日本酒700円〜
週末は予約がベター。そばが売り切れ次第、早じまいあり
ラム酒をきかせた自家製プリン500円は眞咲子さんが考案
右から重人さん、眞咲子さん、英雄さん

遠方から訪れるファンも多数。三兄妹が迎えるほがらかな店

「いらっしゃい!」。元気よく迎えてくれるのは妹の眞咲子さん、そば打ちと酒を担当する長男の石田重人さんはカウンターと厨房を行き来し、だしと料理を引き受ける次男の英雄さんはもっぱら厨房の奥。1973年に両親が創業したそば店を継ぎ、16年前に東京から戻ってきた眞咲子さんは、「大切な場所で兄妹で働けるのは幸せですね」とつぶやく。昼にさっとそばや丼を食べても、夜に豊富なそば前を楽しんでも、どんな人にも懐深く開いている店。

京都市左京区高野玉岡町74 TEL:075-721-2488 (営)11時30分〜15時、17時30分〜22時、土・日・祝日11時30分〜21時 月曜、第2・4火曜休 「一乗寺」駅から徒歩5分

万里小路 中村屋(百万遍)

助六寿司 1人半折1,650円。いなり、新香、きゅうり、交互に食べるのもおいしさのうち
助六寿司 1人半折1,650円。いなり、新香、きゅうり、交互に食べるのもおいしさのうち
左から中村一郎さん、妻の都茂子さん、健太さん
左から中村一郎さん、妻の都茂子さん、健太さん
丹念に油抜きをしたあげを、鉄の羽釜で「炊いて」冷ます。これを2日間繰り返し、中までしっかり味を含ませふっくらと
丹念に油抜きをしたあげを、鉄の羽釜で「炊いて」冷ます。これを2日間繰り返し、中までしっかり味を含ませふっくらと
健太さんが考案したおあげの瓶詰 150g 756円。予約不要、当日販売のみ(売り切れ次第終了)
健太さんが考案したおあげの瓶詰 150g 756円。予約不要、当日販売のみ(売り切れ次第終了)
初代の写真
初代の写真
助六寿司 1人半折1,650円。いなり、新香、きゅうり、交互に食べるのもおいしさのうち
左から中村一郎さん、妻の都茂子さん、健太さん
丹念に油抜きをしたあげを、鉄の羽釜で「炊いて」冷ます。これを2日間繰り返し、中までしっかり味を含ませふっくらと
健太さんが考案したおあげの瓶詰 150g 756円。予約不要、当日販売のみ(売り切れ次第終了)
初代の写真

海苔の香り、甘いいなり……完全予約制、助六寿司専門店

百万遍の路地に佇む、お持ち帰りの助六寿司専門店。電話で注文し、約束の時間に訪れると、3代目の中村一郎さんがにこにこと、小粋な包装紙に包んだ折り箱を渡してくれた。奥の作業場では4代目を継ぐ健太さんが真剣な面持ちであげを「炊く」。「もとは祇園の座敷を引退した母が、祇園町へのおはぎの配達の商いを始めたのが最初です」と一郎さん。いまでは伏見稲荷大社の御用を務めるほか、歌舞伎役者など各界に多くのファンを持つ。

京都市左京区田中大堰町145 TEL:075-781-4048 (営)10時〜17時 不定休 「出町…
京都市左京区田中大堰町145 TEL:075-781-4048 (営)10時〜17時 不定休 「出町柳」駅から徒歩5分

『クロワッサン』1161号より

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