漂う南国感に癒されて――今年のパワーチャージ旅は「宮崎県」がおすすめ
文・写真 クロワッサン編集部
宮崎市内のリゾート〈フェニックス・シーガイア・オーシャン・タワー〉のガーデンビュッフェ〈パインテラス〉でおいしい朝食ビュッフェをいただいて、朝から大満足。満腹になりながら、本日1か所目に目指すのは青島神社。シーガイアから車で南へ約35分(宮崎空港からは車で約15分)の場所に位置する県内有数のパワースポットです。
亜熱帯植物の森に鎮座する縁結びの聖地〈青島神社〉
日向灘にぽっかりと浮かぶ周囲1.5kmほどの小さな島に架かる「弥生橋」。そこを歩いて渡ると、島全体が境内とされる青島神社に到着します。目の前に広がるのは「鬼の洗濯板」と呼ばれる不思議な波状の岩群。自然の力でつくられたこの奇岩は国の天然記念物にも指定されているそう。
島に足を踏み入れると、樹齢300年を超えるビロウ樹などの亜熱帯植物が群生し、まるでジャングルのような光景が広がります。この森を抜けた先に、鮮やかな朱色の社殿が見えてきました。
ここ青島神社は、神話「海幸彦・山幸彦」の舞台として知られ、山幸彦と豊玉姫が愛を育んだ場所であることから、縁結びの神様として知られています。境内には猪の目と呼ばれるハートの装飾があり、恋愛成就を願う人々が後を絶ちません。
参拝の際に外せないのは、本殿の横から続く「祈りの古道」の先にある「夫婦ビロウ」での願掛けです。願い事の種類によって色が異なる“こより”を、寄り添うように立つビロウの木に結ぶと願いが叶うと言われています。また、願い事を呟きながら土器の皿を投げ、磐境(いわさか)に入れば願いが叶い、割れれば開運厄除けになるという「天の平瓮投げ(あめのひらかなげ)」も人気。
神聖な森の気に包まれた特別な空間で今年1年分のパワーチャージができそうです。
宮崎に来たら外せない! 〈おぐら〉のチキン南蛮
青島神社でたっぷり歩いた後は、宮崎市内中心部へ戻りご当地ランチを。宮崎グルメの代名詞といえば、なんといっても「チキン南蛮」です。数ある名店の中でも、ぜひ訪れたいのが〈おぐら〉。今回は瀬頭店にお邪魔しました。
ここは、タルタルソースを乗せたチキン南蛮の元祖として知られる有名店。県外からも多くのファンが訪れます。店内は昭和のファミリーレストランを思わせるレトロで懐かしい雰囲気のせいか、初めて訪れた感じがしない不思議な感覚に。
注文したのはもちろん、名物・チキン南蛮。柔らかく揚げた鶏の胸肉を、甘酸っぱい秘伝の南蛮酢にたっぷりと漬け込み、その上から濃厚な自家製タルタルソースが惜しげもなくかけられています。そのボリュームには圧倒されるほど。酸味と甘み、そしてコクのあるソースが絶妙に絡み合い、ご飯が進む進む。地元の人々を中心に愛され続ける変わらない味をぜひ楽しんで。
照葉の森の工房で光と技に魅せられる〈グラスアート黒木〉
お腹が満たされたら、車を西へと約40分走らせます。目指すのは、日本最大級の照葉樹林が広がり、ユネスコ・エコパークにも登録されている綾町。豊かな原生林と清らかな水に恵まれたこの町に、世界中から注目を集めるガラス工房「グラスアート黒木」があります。
工房を主宰するのは、ガラス工芸の分野で初めて国の「現代の名工」に選ばれた黒木国昭氏。黒木氏は、西洋の素材であるガラスに日本の伝統美や精神を融合させ、独自の芸術世界を切り拓いてきました。工房創設から35年以上、創作活動63周年を迎えた巨匠が生み出す作品は、単なる工芸品の枠を超え、見る者の魂を揺さぶる力強さと繊細さを合わせ持っています。
特に注目したいのは、黒木氏が日本の美「琳派」を念頭に置いて生み出した「光琳・琳派」シリーズ。金箔やプラチナ箔を使用した豪華絢爛なデザインで、ついつい見とれてしまうよう。「ガラスを通して自らの哲学を表現し、日本の文化や歴史を後世に伝えたい」という黒木氏の想いが込められた作品たちは、色あせることのない不変の価値を放っています。工房の周辺は静寂な森に囲まれており、ガラスの煌めきと森の緑が調和する空間で過ごす時間は、まさに心のデトックス。旅の記念に、日常を彩る美しいガラス製品を選んでみるのもおすすめです。
綾町の恵みを持ち帰り。「綾手づくりほんものセンター」
旅の締めくくりには、グラスアート黒木と同じ綾町内にある〈綾手づくりほんものセンター〉へ立ち寄り、お土産を。宮崎県綾町で生産された農産物や加工品、工芸品などが集まる直売所です。
綾町は日本でいち早く有機農業の推進に取り組んできた町としても知られています。新鮮な旬の野菜や果物はもちろん、手作りの加工品など、作り手の顔が見えるものがずらりと並んでにぎやか。近隣の市町から訪れる常連の人もいるそう。
自宅用にはもちろん、友人へのお土産にもちょうどよい“ほんもの”の味を探して、宮崎の豊かな恵みをぜひ持ち帰ってください。
南国の風や大地、海の恵み、そして人の技。宮崎県は、疲れた心に優しく寄り添うたくさんの癒しの宝庫です。次の連休は、心身をリセットする宮崎の旅へ出かけてみませんか。
●フェニックス・シーガイア・リゾート
住所:宮崎県宮崎市山崎町浜山
営業時間:チェックイン14:00/チェックアウト11:00 ※詳細はHPにてご確認ください
https://seagaia.co.jp/
●青島神社
住所:宮崎県宮崎市青島2-13-1
営業時間:6:00~日没 ※季節で変動
https://aoshima-jinja.jp/
●味のおぐらチェーン おぐら瀬頭店
住所:宮崎県宮崎市瀬頭2-2-23
営業時間:午前の部11:00~15:00(LO14:00)/午後の部17:00~21:00(LO 20:00)
店休日:12月31日~1月1日
※営業時間等の詳細はおぐら公式X @ogura_nanban で確認できます
https://www.ogurachain.com/
●グラスアート黒木
住所:宮崎県東諸県郡綾町南俣1800-19
営業時間:10:00~17:00
店休日:月曜日、火曜日 ※ただし、祝日の日は振替
https://www.glass-art-m.com/
●綾手づくりほんものセンター
住所:宮崎県東諸県郡綾町南俣515
営業時間:08:30~17:30
店休日:12月31日~1月2日
http://www.aya-honmono.jp/
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