⾟酸なめ⼦さんが呼ばれるようにして訪れた! 私の運を上げてくれる場所は「富士山麓の新屋山神社」
撮影・柳原久子 構成&文・堀越和幸
“ピンチの時にお金の意味を教えてくれた、富士山の神社”
山梨県は富士吉田市、富士山の裾野にある新屋山(あらややま)神社は古くから地元の人の願い事をよく聞いてくれる“ヤマノカミ”として親しまれてきた。そしてコラムニストの辛酸なめ子さんは、この神社を金運にご利益があるパワースポットとして推す。きっかけはコロナ禍に始めた株だった。
「証券会社の人に勧められて将来に備えて始めたのですが、折からのオミクロンショックで3割くらい下がり、すごい含み損が出てしまいました。当時はメンタルがやられるくらい毎日そのことばかりが気になって……」
その後、知り合いの仕事を手伝う関係で新屋山神社を訪れる機会があった。日本屈指の金運が高まる神社としてその名前を聞いたことはあったが、訪れたことはなかった。
「お参りをしたら境内の空気が明るく暖かな気がしたんです。そして、“あなたはお金を得たらそれでどう社会に貢献するんですか?”という言葉が自分の中に降りてきた。その時、ああお金はエネルギーなんだ、生かせる人のところに集まってくるんだと思いました」
以来、V字回復こそしないものの株価は持ち直し、何より気持ちが楽になった。お金に振り回されていても仕方ない、目の前の仕事を前向きにやろう。気持ちがそう切り替わった。
権禰宜(ごんねぎ)の舟久保瑠似さん(下写真)によれば、新屋山神社が創設されたのは室町時代の後期1534年と古い。
「ご祭神の大山祇命(おおやまつみのみこと)は、農作物の農林業繁栄のご利益があると伝えられ、昔はこのあたりはきこりが多くいたので、彼らを守るお社として崇められていました」
富士山麓にあるここ本殿から13km離れた富士山二合目に位置する奥宮は、もともとは近所にきこりたちの休憩所があり、すぐにお参りができるようにと山中に社が設けられたそう。
「ヤマノカミさまは産業の神様でもあるから、金運はそれとも関連づけられるかもしれません」(舟久保さん)
細い林道を行く奥宮はアクセスの難しさから、本宮に比して参拝客は半分に満たない、と舟久保さんは言う。
そしてこの日、奥宮まで足を延ばした辛酸さんは、「富士山の力をビリビリ感じます。私はここへ呼ばれたという気がして、お参りできたこと自体がうれしいです」
新屋⼭神社
富士山麓と富士山二合目に本宮と奥宮を構える、金運アップで知られる神社。全国区になったのは、“経営の神様”と呼ばれた「船井総研」の船井幸雄さんが著書の中で「金運日本一の神社」と紹介したこともきっかけに。奥宮に参拝ができるのは5〜11月ごろ。 山梨県富士吉田市新屋4-2-2 TEL:0555-24-0932 9時〜16時 富士急行線「富士山駅」よりタクシーで約10分。
山梨県と言えばほうとう。写真はこの日食べた、人気店『ほうとう不動 東恋路店』の不動ほうとう。
『クロワッサン』1156号より
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