社会人の息子が“ナシ婚”。その昔にゴンドラから降りてきた私としては……【たいっしーとふなっしーのお悩み相談室】
撮影・青木和義 文・嶌 陽子 構成・堀越和幸
お悩み
社会人の息子が大学生の時から付き合っている彼女と籍を入れることになりました。相手の親御さんとはちょっと前にご挨拶も済ませています。が、ふたりは結婚式をしないとのこと。“ナシ婚”などと呼ばれ、最近増えているんですってね。その昔にゴンドラから降りてきた私としてはまったく寂しい限り。どう思いますか?(50代・飲食店経営)
ふなっしー(以下、ふ) “ナシ婚”って、“ふなっしー婚”のことなっしか?
たいっしー(以下、た) 違うよ(笑)。何もなしってことだね。
ふ 今は結婚式をしてもシンプルなっしな。
た 昔はこの相談者さんみたいにゴンドラに乗ったり、スモークを焚いたり、ど派手な結婚式が多かったもんね。知らない市議会議員のスピーチがあったり。でも、人を大勢呼んで派手に結婚式をやるっていうのは、歯止めの意味もあったと思うんだよ。
ふ 歯止めってどういうことなっし?
た 例えば人をたくさん呼んで派手にやればやるほど、その後離婚なんて恥ずかしくてしづらいでしょ。「恥の文化」の一つだったんだと思う。だけど今やそういう文化もなくなってきたってことなんじゃないかな。
ふ 確かに今って結婚式をやるにしても少人数で集まるだけだから、結婚したことを知られない場合もあるなっしな。それでいつの間にか離婚してる人もいるなっし。そういう時代なのかもしれないなっしな。
た この人が寂しいなら、写真だけ撮るとか親戚で食事会をするとか、それくらいは提案してもいいんじゃないかな? 大人としてのけじめを教えてあげる意味でも。
ふ 結婚式って親孝行のひとつだとも思うなっし。ゴンドラはなしとしても、みんなでいい思い出を作ってほしいなっしな〜。
【たいっしー&ふなっしーにあなたのお悩みぶつけよう!】
採用された方には、ふたりの直筆による“幸せメッセージカード”(卓上サイズ)をセットで差し上げます。
『クロワッサン』1152号より
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