【料理家おすすめ】辛い、酸っぱい、手間要らず! 夏バテ防止のお役立ち食材 Vol.1
撮影・黒川ひろみ 料理&スタイリング・中村弘子 文・長谷川未緒
とば屋
純米醸造酢・壺之酢
創業300年の老舗が造る、まろやかな酸味が特徴の純米酢。創業時より受け継がれる種酢に天然水と、福井県産米、米麹を加え、壺の中で3カ月間じっくりと静置発酵させて製造。「フルーティーな香りで、どんな料理にも合わせやすい米酢です。蒸し暑いときは、酢を入れてさっぱりさせたかけだしでいただくそうめんがおすすめ」(樋口直哉さん)
酢そうめん
【作り方】水(600ml)、鰹節(15g)、薄口醤油(50ml)をひと煮立ちさせ、濾す。粗熱が取れたら酢(大さじ2)を加え、冷蔵庫で冷やす。茹でたそうめんに冷えたつゆをかけ、好みでとろろ、おくら、紅生姜をのせる。
第一物産
ペチュキムチ一本漬け
契約農家から仕入れる国産の白菜を半割りし、手仕込みでだしとヤンニョムに漬けた伝統製法のキムチ。自然発酵が進むにつれ変化する酸味や味わいを楽しめる。「料理に使うのは酸味が出てきたものがおいしいです。上野の店頭なら古漬けも買えますよ」(重信初江さん)。鯖缶キムチチゲは、キムチが鯖特有の臭みを抑え、コクと旨味をアップ。
鯖缶キムチチゲ
【作り方】水(4カップ)に、キムチの古漬け(150g程度)と鯖缶(1缶)を汁ごと、すりおろしにんにく(小さじ1)を入れて火にかけ、煮立ったら弱めの中火で約15分煮る。味が足りなければナンプラーで調える。
ファインシュメッカーサイトウ
フライシュケーゼ
ソーセージの中身をパウンド型に入れて焼き上げた南ドイツ名物。本場仕込みのレシピでしっかりした歯応えが楽しめ、たんぱく質が手軽に摂れる。「冷蔵庫にあると助かります。旬のピーマンは力強い味わいなので、おいしいフライシュケーゼと炒め合わせれば、シンプルな調理ながら絶品料理に昇華します」(植松良枝さん)
ピーマン炒め
【作り方】5mm厚さに薄切りし、3~4等分したフライシュケーゼと、ひと口大にちぎったピーマンをオリーブオイルで炒め、塩少々で調味する。
ミツカン
三ツ判山吹
熟成させた酒粕だけを使い、江戸時代からの伝統製法で仕込んだ純酒粕酢。飴色の深い色合いから赤酢と呼ばれることも。ツンとこない柔らかな酸味で、豊かな香りとまろやかな味わい。「まぐろやかつおなど赤身を使う寿司は、この酢で酢飯を作るとよく合います。公式サイトに載っているクラフトコーラも美味しいので、ぜひ作ってみてください」(しらいのりこさん)
手ごね寿司
【作り方】耐熱容器につけだれ(醤油大さじ1/2、みりん大さじ2、砂糖小さじ1/2)を入れ、600Wの電子レンジで1分加熱し、冷ます。かつお(200g)を切り分け、つけだれに30分ほど漬ける。炊きたてのごはん(2合)に寿司酢(三ツ判山吹大さじ2、塩小さじ1/2)と、かつおを取り出したつけだれを加え、さっと混ぜる。器に酢飯を盛り、海苔、白胡麻をふり、かつお、ちぎった大葉(3枚)、紅生姜(20g)をのせる。
ファインド・ニューズ
ジェノベーゼソース
無農薬の大分県産バジルを100%使用した、添加物、保存料不使用のソース。バジルの爽やかな香りと、チーズと松の実のコクが好バランス。「冷製パスタを作るときに重宝します。ポークソテーにかけたり、茹でたじゃがいもと和えるのもおすすめ。トマトやパンにつけるだけでもワインのいいつまみに」(有賀 薫さん)
しらすとアボカド、ジェノベーゼの冷製パスタ
【作り方】パスタを茹で、水で洗って氷水で締め、ザルにあげてしっかり水気を切る。ジェノベーゼソース、食べやすい大きさに切ったアボカドと合わせ混ぜ、器に盛り、しらすをのせる。
アンケートに答えてくれた推薦者の皆さん
『クロワッサン』1144号より
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