芸人・ハイヒール モモコさん推薦の手みやげ「Genjiのレーズンバターサンド」
撮影・青木和義 文・梅原加奈
レストランの人気メニューから生まれた一口ベイク
女流漫才師のトップランナーのひとり、ハイヒールモモコさんは業界随一の食通としても有名だ。“365日中364日は外食”し、情報収集も欠かさない。
ゆえに手みやげにもこだわりを持つ。西の顔でもあるモモコさんが、今イチオシの大阪の逸品は「Genji」の「レーズンバターサンド」だという。
「和洋中の創作料理が楽しめるGenjiは、オープン当時から足繁く通うお気に入りのレストラン。以前からメニューにあったレーズンバターは、レーズンが苦手な私でもお気に入りのおつまみメニュー。それが最近、レーズンバターサンドとして商品化したんです。おせっかいな私は、価格帯はこれくらいがええで、パッケージもかわいく…とアイデアを出すほど前のめりになりました」
ラム酒で漬けた巨峰レーズンとドライトマトを、ミルク感たっぷりの国産バターに混ぜ合わせ、薄焼きクッキーでサンド。上品な銀のスチール缶を開けると、一口サイズのレーズンバターサンドが16個、行儀よく詰まった様子も愛らしい。
「食に詳しい人や、飲食店に差し入れるような、“ここぞ”という時に持って行きます。『これ、どこの?』と聞かれると私も鼻が高い(笑)。お気に入りすぎて自分用を冷凍庫に常備しているほど。お茶にもお酒にも合うから、急な来客や自分へのご褒美タイムにもぴったり」
歌舞伎や芝居など観劇も大好き。手みやげを持って行く機会も多いそう。
「考えるのは相手のこと。冷蔵庫がない楽屋見舞いには青木松風庵の『月化粧』がいいとか、相手が大阪の方なら京都・マールブランシュの『茶の菓』を持って行こうとか。大阪・新地の飲み屋さんではお客の帰り際におみやげを渡す文化がある。“飴ちゃんあげる”みたいな小さなサービス精神です。手みやげにもそんな細やかな心遣いをしたいですね」
Genji(ゲンジ)
大阪市西成区玉出東2・14・4 GRACE帝塚山1F
TEL.06・6656・9559
営業時間:11時30分〜13時30分、17時〜20時30分、月・火曜休。店頭のほかオンラインでも注文可能。
https://www.genji-1994.com/
『クロワッサン』1129号より
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