【ダニやカビに注意したい5カ所】プロの技術を参考に、ポイントを押さえて健やかな空間をキープ!
撮影・土佐麻理子 イラストレーション・米村知倫 文・小沢緑子
まずは掃除の基本をおさらいしよう。[掃除の基本]
今回、特にダニやカビに注意したい5カ所(下イラスト)に絞り、ベアーズの中村さんに簡単で効果的な掃除法を教わった。「どの場所を掃除するにしても、まずホコリを室内から追い出すことが大事。窓を2カ所以上開けて『換気』は必ず」。窓が1カ所しかない場合は、換気扇や扇風機を回して風の通り道を作り空気を入れ替えて。
1.換気でホコリも湿気も追い出す。
「空気が動かないとホコリはたまるばかり。また室内が暗いと湿気がこもりカビの原因にも。窓もカーテンもしっかり開けて換気を」
2.高いところから、上から下へ。
ホコリは必ず高いところから順に、上から下へ払う。「手が届かないところは、ストッキングハンガー(次ページ参照)を使うとラク」
3.掃除機をかけて ホコリを回収。
「ホコリに水は大敵。床に落とした後、水拭きで取り除こうとするとダマになり、かえって落ちにくくなります。掃除機で吸い取りましょう」。その際、ホコリを残さないためにも部屋の一番奥から出入り口に向かって、後ずさりするようにかけるのがコツ。フローリングなら木目に沿って。
最重要の注意箇所、 湿気対策がマスト。[ベッドまわり]
就寝中にかいた汗などで湿気がこもる寝具。天日に干すのが理想的だけれど、それができないマットレスは要注意。「四隅に雑誌など厚いものを挟んで〝浮かせて除湿”を。掛け布団も起床後は半分に畳むか、椅子にかけるなどして風を通しておくだけでも違います」
1.湿気を逃がすために、マットレス下に空間を。
ベッドとマットレスの間に厚みのあるもの(写真は発泡スチロール製のブロック)を挟んで空気の通り道を。「2日に1度、5分程度でも違います。ダニ対策にはマットレスの表面に掃除機をかけてホコリを取り除いて」
2.掛け布団、敷き布団とも椅子にかけて風を通す。
「掛け布団は椅子にかけて除湿します。2脚に渡すなどして広く空間をとるのがコツ」。この方法は掛け布団だけでなく敷き布団にも使える。外に干せないときも、室内で風を通せるのでラクな方法。
3.枕を干せないときは立てかけておく。
枕も、布団と同じで生地や中芯に湿気がこもりやすい。こまめに乾燥させるのが一番だが、「干せないときはベッドの背などに立てかけて風を通すだけでも。カバーもこまめに取り換えましょう」。
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