柄物のスカート、甘くなりすぎずに着こなすには?【大沼こずえの「ずっとの、おしゃれ」】
「夏の柄物。」をテーマに、装う楽しさを再発見します。
撮影・葛川栄蔵(hannah)
印象的なスカートで徐々に高まる夏気分。
こんにちは、スタイリストの大沼こずえです。
6月に入るともう気分は夏ですね。夏といえば柄物、と高まる方も多いのではないでしょうか。でも朝晩はまだ冷えることもあるし、思いっきり夏気分な装いをするにはやや早すぎるかも。
今のように曖昧な時季は、総柄のボトムスを取り入れて、段階的な夏支度をしてみるのもいいでしょう。
今回紹介するのはチェック、ドット、花柄と、テイストの異なるプリントのAラインスカート。
裾広がりのシルエットは見た目も軽やかだし、気になる腰回りや太ももなども隠してくれますが、上をスッキリさせないと全体的に甘くなり過ぎてしまうことも。なので、手軽だからとつい合わせがちなカットソーやニットではなく、ここはシンプルな無地の長袖シャツをインして着こなすのがおすすめです。
また上下コーディネートの鉄則はやはり「ワントーン合わせ」。シャツの色はスカートの柄に使われている1色から選び、同系色でまとめます。
……と、約束事ばかりをお伝えしたので少々難しそうに思われるかもしれませんが、こういったことを押さえておけば大きく失敗することはないし、さりげない華やかさを演出できるのが柄物のいいところ。
なお、ボトムスなのでお顔立ちとの相性もあまり考えなくて大丈夫ですよ。
『クロワッサン』1119号より