くらし

朝ドラウォッチャー垂涎の、 牧野富太郎博士ゆかりの土地へ!【編集部こぼれ話】

4月25日発売の『クロワッサン』1092号「花と緑のある暮らし。」特集号のこぼれ話をお届けします。

4月ももう後半。新年度、新学期、皆さま気持ちよくスタートを切れましたか? NHKの朝ドラも4月から新たな物語が始まりましたね。毎朝のルーティンになっている方も多いのではないでしょうか。

さて、朝ドラの主役といえば、植物分類学者、牧野富太郎博士です。高知に生まれ、晩年は東京・大泉学園で暮らした博士。最新号「花と緑のある暮らし」特集では、これら博士ゆかりの土地にもお邪魔しました。

まず訪ねたのは、高知市五台山にある「高知県立牧野植物園」。フラワースタイリストの平井かずみさんと一緒にでかけました。

牧野博士の名を冠したこちらの植物園、なんと四国唯一の植物園なのだとか。

自然な山の地形を生かした園地には、3,000種類以上の野生植物が四季折々に花を咲かせ、博士ゆかりの品々を集めた展示館、驚きの色と形の熱帯植物に出合える温室などもあって、1日いても居足りないほどのスケール感。近隣の子供たちにとっては遠足の定番の場所だそうです。

取材で訪れた私たちも、取材とは言いながら、どこか遠足気分。

高知・牧野植物園の展示館前。博士が愛した植物を神妙な面持ちで撮影中。

「あっちに赤い花が!」「こっちからはジンチョウゲの香りが……」などと、花に誘われ行ったり来たり。まるでチョウかミツバチにでもなったように、あっちにふらり、こっちにふらふら。
4ページの取材に、丸1日を要しました。いや、むしろ率先して1日かけたんですけれども。花と緑と戯れた春の1日は、仕事とは言えご褒美のような時間でした。

その翌週、今度は東京・大泉学園にある「牧野記念庭園」へ。ここは博士が亡くなるまで暮らした場所。お手植えの松や植物のほか、博士が研究に明け暮れた書斎も残されています。

多くの図鑑や書籍、標本に埋もれるようにして研究に没頭していた博士。朗らかで大らかだったというお人柄をしのばせる写真のほか、愛用品や直筆のはがき、色紙なども数多く展示されていて、こちらも一度入ったらなかなかに去り難い場所でした。

東京・記念庭園の展示室には直筆の色紙も。手前左・「花あればこそ吾れも在り」とは、草花への敬愛の念に溢れた93歳の筆。

朝ドラウォッチャーならずともぜひ訪ねてほしい、この2カ所。知れば知るほど、牧野富太郎に恋するはずです。GWにでもぜひお出かけください。(編集T)

4月25日発売の『クロワッサン』最新号は「花と緑のある暮らし。」

4月ももう後半。新年度が始まったと思ったら、もうゴールデンウィーク! 
気温も連日夏日を記録した途端に、肌寒さが戻ってきたり……。いま何月だったっけ? と混乱することもしばしば。皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。

最新号のクロワッサンは、そんな季節の変わり目でお疲れの頭にも体にも優しい、花と緑いっぱいの特集号です。自宅で土いじりを楽しむにもよい季節。ベランダや庭で花や野菜を育てたり、部屋に観葉植物を置いてみたり。
花や緑と親しめば、混乱しがちな季節感も取り戻せるはず!? 植物の力を借りて、気持ちよい暮らし、整えましょう。

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