取引先との食事、苦手なメニューが出てきて困りました…【林家たい平師匠とふなっしーのお悩み相談室】
撮影・青木和義 文・嶌 陽子 構成・堀越和幸
【お悩み】
ちょっと前の話です。会社のチームでお得意さん回りに出かけた際、ちょうどお昼時にかかってしまい、先方の部長さんが気を利かせてうな重をとってくれました。が、私はうなぎが大の苦手。会議室のテーブルを挟んで、先方3人、こちら3人のにわか食事会は隠れることもできません。結局私は、下のタレのご飯だけをやっつけて、残った具は重箱の隅に追いやり、そっとフタをかぶせたのでした。おふたりだったら、こんな時はどうしますか?(40代・営業)
ふなっしー(以下、ふ) 上手に隠して、最後までばれなかったんだったら、それはそれで良い解決策だったと思いますなっし。
たいっしー(以下、た) フタのある重箱だったからよかったよね。でも隠せないものが出てくることもあるかもしれないし……。
ふ 確かに1回目はいいけど、下手に「おいしかったです」なんて言ったら次もうなぎが出てくるかもしれないなっしな〜。
た 隠すのは大変だよね。昔、うちの師匠と2人で飲みに行った時に、4軒目に中華料理店に行ってね。もうさすがに満腹だったんだけど、師匠に正直に言えなくて。軽いものを頼もうとしたのに、酔っ払ってるから間違って天津麺を注文しちゃったんだよね。何度かに玉をスープの中に沈めようとしたか……。
ふ それはきついなっしな〜! やっぱり正直に言ったほうがいいなっし。
た 「私はどうしても苦手なんですけど、家族が大好物なのでお土産にしてもいいですか?」って言えばいいんじゃない?
ふ それはスマートな対応なっしな〜。
た 僕の弟子の林家あずみちゃんは、いつもファスナー付きビニール袋を持ち歩いてるよ。それに楽屋にあるおまんじゅうとか何でも入れて持って帰るんだよ。
ふ そこまでしたら相手も「何それ!?」って面白がって、話も弾むかもなっしな! お土産用ビニール袋、これで解決なっし!
【たいっしー&ふなっしーにあなたのお悩みぶつけよう!】
『クロワッサン』1082号より