ワインが進む、10分で数皿できる！ 料理家・大橋みちこさんの７つのおつまみレシピ。

簡単にさっと作れて、しかもおつまみは目先が変わるものが数皿欲しい。それがお酒好きの願望。

「作った人に美味しく飲める余力を残すことが大切」と、ワインに合う料理で人気の大橋みちこさん。

「ひと品は火を使わず作ったり、直火、トースターと同時進行すれば、あっというまに数皿が並びます」

さらに酸味や香りの爽やかさをプラスしたり、香味野菜やナッツを大きめに刻んで食感にコントラストをつけたり、味わいの変化は大切にしている。「今回紹介したレシピに特におすすめなのは、辛口ロゼや泡」と大橋さん。少ない工程と調理道具でできるレシピゆえの多彩な工夫で、ワインが進むこと必至。

サワークリーム効果でいくらがワインに合う。

【材料（2人分）】
アボカド 1個
いくら 40g
みょうが 1/2個
サワークリーム 50g
チューブわさび 小さじ1～2
塩 小さじ1/6

【作り方】
1.みょうがは薄切りにする。
2.アボカドは皮と種を取り除き、1.5cm角くらいに切ってボウルに入れ、サワークリーム、わさび、塩を加えて混ぜる。
3.器に2を盛り、みょうがをのせ、いくらをかける。

オリーブオイル効果でひと味ちがうもずく酢。

【材料（1人分）】
もずく酢 1パック（約60g）
ミニトマト2個
オリーブオイル 小さじ1
パクチー 適量

【作り方】
1.ミニトマトはヘタを取り、半分に切る。
2.もずく酢を器に入れ、トマトとパクチーを浮かべて、オリーブオイルをかける。

香ばしくてトロリ。旨味の相乗効果が絶妙。

【材料（2人分）】
いちじく 2個
バター 10g
醤油 小さじ1
バルサミコ酢 小さじ1
スペアミント 適量
粗びき黒胡椒 適量

【作り方】
1.いちじくは皮のまま縦半分に切る。
2.フライパンにバターを熱し、強火でいちじくの断面を焼く。
3.焼き色がついたら、醤油とバルサミコ酢を加えてさっと絡める。
4.器に盛り、胡椒をかけ、ミントを添える。

熱々の油を回しかけて、テーブルも盛り上がる。

【材料（2人分）】
白身魚（刺身用）100g
紫玉ねぎ 1/4個
ディル 2～3本
コチュジャン 小さじ2/3
ごま油 大さじ1と1/2
塩 少々

【作り方】
1.白身魚はそぎ切りにして皿に盛り、全体に塩をふる。ラップをして冷蔵庫に入れておく。
2.紫玉ねぎはみじん切りにし、水にさらして水気をきる。
3.1の白身魚にコチュジャンを数カ所にチョンチョンとのせてのばす。2の玉ねぎをのせ、ディルの葉先をちぎって散らす。
4.ごま油を小さめのフライパンなどで熱々に熱し、回しかける。

マスタードが隠し味の、大人のナッツ味噌。

【材料（2人分）】
ミックスナッツ（無塩）40g
青じそのみじん切り 3枚分
味噌 小さじ4
粒マスタード 小さじ1
オリーブオイル 大さじ1　
粗びき黒胡椒 少々　
野菜 適量

【作り方】
1.ナッツは包丁で粗めに刻み、青じそ、味噌、粒マスタード、オリーブオイル、胡椒と混ぜる。
2.好みの野菜を添える。

切り干し大根の食感と甘み。赤しその風味が名脇役。

【材料（2人分）】　
切り干し大根10g（乾燥の状態で）
ドライトマト 5g
クリームチーズ 60g
赤しそふりかけ 小さじ1/3
粗挽き黒胡椒 適量
クラッカーなど 適量

【作り方】
1.ハサミで切り干し大根は2～3cmの長さに、ドライトマトは細かく切る。
2.1を耐熱の器に入れてかぶるくらいの熱湯を注ぎ、15秒浸す。ざるにあげ、水でさっと洗って絞る。
3.ボウルに2とクリームチーズ、赤しそふりかけ、胡椒を入れて混ぜる。4クラッカーなどを添える。

発酵食品×酸味でこれぞワインのお供。

【材料（2人分）】
舞茸 150g
梅干し1個（約15g。塩だけで漬けたもの）　
生クリーム 50ml　
シュレッドチーズ 40g　
塩 ふたつまみ

【作り方】
1.舞茸を大きめの一口大に裂き、塩をふる。
2.トースターで舞茸がこんがりするまで焼き（強で3～6分）、耐熱容器に入れる。
3.梅干しをたたいて舞茸にチョンチョンとのせ、生クリームを注ぎ、チーズをのせる。
4.トースターでチーズがこんがりするまで焼く。