画家の牧野伊三夫さんの、北九州・門司港へべれけの旅。
イラストレーション・牧野伊三夫
港、港の飲み屋をはしご。あっちこっちで飲み歩記(あるき)。
『きく湯』で一風呂浴びて、旅の疲れを癒やします。
「東京から帰るとまず寄る銭湯、きく湯。古いタイルの湯船などは、銭湯好きにはきっと喜んでもらえるはず。飲む前に入っちゃうのがいいんですよ」
福岡県北九州市門司区清見1・6・17
TEL.093・321・6511
営業時間16時〜23時 木曜休
『きんちゃん』で焼き鳥を 5、6串食べて、一杯やって。
「割烹着の女将さんが営む焼き鳥屋。ベビーハムを焼いてくれるのもうれしいな。厚切りのハムのような太い魚肉ソーセージです。なぜか北九州では豚バラを焼き鳥と呼びます」
福岡県北九州市門司区東本町1・5・31
TEL.093・332・4538
営業時間:17時〜22時 日曜休
2軒目は鮨屋の『富美(ふみ)』へ。 酒の肴になる鮨です。
「北九州の魚は魚種が豊富。穴子に車海老、関さば、ふぐ、藍島(あいのしま)のうに。これを鮨でにぎると最高。昔ながらのカウンターで鮨をつまんでまた一杯」
福岡県北九州市門司区栄町2・13
TEL.093・321・2459
営業時間:12時〜14時、17時〜22時*日曜は夜のみ 水曜休
大正時代の面影を残した 『門司港駅』から小倉へ。
「門司港駅から小倉までは電車で15分。門司港は大正時代の貿易港で、1988年に国の重要文化財に指定されました。3年ほど前に当時の様子に復元された木造2階建ての駅舎をぜひ見てください」
福岡県北九州市門司区西海岸1・5・31
TEL.093・321・8843
小倉のバー、『ビッグベン』で 〆の薬草酒を。
「まあまあ飲んじゃったから、明日のことを考えて、ウンダーベルクといきましょう。これはドイツの薬草酒。炭酸で割ってもらいます。二日酔い防止の薬代わりだけど、飲みすぎると逆効果なので、ちょっと注意ね」
福岡県北九州市小倉北区鍛冶町1・2・2
TEL.093・531・7171
営業時間:19時〜翌2時 日曜休
『クロワッサン』1077号より