10分ですっきり片付けるために。編集部スタッフがすすめるメソッドとお役立ちグッズ。
イラストレーション・鈴木衣津子 文・長谷川未緒
【編集スタッフも片づけます! 10分でできること、役立つもの。】
「家事の効率を上げる味方。」
扉や引き出しに引っかけて使うキッチン用の薄手のゴミ箱。調理中の生ゴミを入れられて、おまけにガバッと口が開くので大容量。生ゴミをうっかり床に落としてしまうこともない。自分の動線にぴったりくるアイテムを見つけると片づけの効率が一段アップすると思う。
「時間を区切って片づける。」
夜、フェイスパックをする10分程度の間だけ!と決めて、こまごました片づけをする。時間を決めることでテキパキできるし、深追いしなくてすむので気楽に続けられる。
「たためる袋ホルダーを愛用。」
ポリ袋エコホルダー タワーが便利。小さなポリ袋をセットして、シンク周りで生ゴミを、バスルームの入り口に置いてお風呂上がりに髪の毛などを捨てるなど、ちょっとしたゴミが溜まる前にこまめに捨てられる。たたんでしまえば置きっぱなしのゴミ箱より場所もとらない。
「デザインと実用性を両立。」
デザインに惹かれても実用性に乏しいものは買わないと決めている。この小さな水切りは、どちらも備えた優れもの。水筒のストローなど食洗機が使えなかったり、乾燥機でも水が切れなかったりする細かいパーツを乾かせていい。出しっぱなしでもかわいいし、作りは単純なので水洗いできて清潔。
「冷蔵庫の乱れは心の乱れ。」
冷蔵庫の中が雑然としてくると、なんだか心身が乱れているなと気づく。特に野菜室は顕著。なので、所在なさげにしている野菜を見つけたらピクルスに。時間や手間をかけないのがポイント。無心で切ってさっと漬けることを習慣にしている。
「仕事と食事を一瞬で切り替え。」
テレワーク中、ダイニングテーブルを仕事に使っている。パソコン等を別の場所に移動させるのが億劫で、食事のときもつい隅に寄せるだけになっていた。家族からの苦情を機にテーブル下に収納できるキャスター付きの棚を購入。書類や筆記用具もさっとしまえて、次に仕事を始めるのもラク。美しいテーブルを見ると自己肯定感も高まる。いいことずくめ。
「ジッパー付き袋は万能。」
普段の仕事ではスーツを着ないので、必要なときさっと出せるようネクタイ、ベルト、ネクタイピンを保存袋でひとまとめに。おしゃれな布バッグを利用したこともあったが、中身が見えないし倒れて中のものが出てしまう。結局ジッパー付き袋に行きつき、快適。
「不用品の行き先をしっかりメモ。」
不用品が出たとき、実家に持っていく、誰かに譲る、近々リサイクルショップに持っていく等をその場で決めてスマホにメモする。仕分けしたはいいけど「これどうするんだったっけ?」となし崩しになることがない。
「 ゴミ容器ごと捨てる。」
新聞紙で折った容器を置いておく。お菓子の包みなどちょっとしたゴミは各々そこへ。回収したらそのまま捨てる。
「ゴミ袋をいっぱいにする逆転の発想。」
家に入ってくるもの(買ったもの)よりも捨てるものが多ければ自然に片づく、というのが持論。可燃ごみの日は家が片づくタイミング。ちょっと厚手のゴミ袋を使い、スカスカで捨てるのはもったいない気持ちをバネにしつつ、前夜から45Lの袋がいっぱいになるまでいらないものを探して彷徨うのです。タイムリミットがあるので取捨選択のジャッジも厳しくなり、不要なものは確実に減ります。
「防災ボックスと収納を兼ねる。」
無印良品のボックスに防災用備蓄品を入れている。食品と、それ以外(懐中電灯、乾電池、ラジオなど)用に2つ。すっきりしまえるうえに丈夫で、いざというときにスツールにもなるので頼りになりそう。
『クロワッサン』1065号より