健やかな血管のために。毎日決まった食事のリズムで体内時計を正常にする。
毎日規則正しい時間に朝食を摂ることで、体内時計のリズムを整えると血管も健やかに。
文:韮澤恵理 撮影: 鈴木江実子 イラストレーション: ヤマグチ・カヨ
[ 理想の食事リズムスケジュール ]
目が覚めても体が目覚めなければ意味がない。
食べる時間で差がつくのでこんなリズムで。
●6:00 起床
【目覚めたらまず1杯の水】
睡眠中に失われた水分を補い、胃腸に刺激を与えて体を目覚めさせる効果がある。炭酸水は、より効果あり。
●7:00 朝食
【酵素とビタミンたっぷりのフルーツは朝に】
生の果物や野菜には酵素やビタミンがたっぷり。果物に含まれる「果糖」は、インスリンの力を借りずにエネルギーになりやすいので、朝のエネルギーチャージに最適。
【朝食は一日のスタートを決める】
朝食をとって胃腸を動かすことで、しっかりと体が目覚める。これから活動する時間なので、炭水化物などをしっかり食べてもOK。
●10:00 午前中
【1日1粒の梅干し習慣を】
健康な体は弱アルカリ性。ストレスや過食で酸性に傾きがちな体を中和してくれるのが梅干しのクエン酸。お茶と一緒に1粒を習慣に。朝は目が覚める緑茶、夕方はカフェインの少ない番茶と。
●12:00 昼食
【ランチはしっかり食べてOK!】
午後にしっかり活動するためにランチはしっかり食べたほうがいい。ご飯や麺類も適量をとるのがおすすめ。炭水化物と脂質、タンパク質をバランスよく。
●15:00 おやつ
【おやつは3時がベストな時間】
3時のおやつというのは昔からの知恵。体脂肪を作る時計タンパクのビーマル1は12時から15時に一番少なくなるので、この時間の甘いものは太りにくい。ただし、毎日はNG。
●19:00 夕方
【カルシウムは日が暮れてからが効率的】
骨や歯の健康が気になるなら、カルシウムは日が暮れてから。昼間の活動で古い骨が破壊され、夜間に新しい骨が作られるので、夕食にカルシウムで材料補給をするといい。
●21:00 夕 食
【夕食は21時までに食べる】
遅い時間に食べると、時計タンパクのビーマル1が増えているので、寝る前の食事は肥満の元。夕食は早めに食べて、就寝までに消化がすんでいれば、夜中に体脂肪が分解される。
(早めの夕食が難しければ、夕方に主食の間食を。仕事中ならコンビニのおにぎりやサンドイッチで小腹を満たし、夕食は野菜や鶏肉などで軽くすませるといい。)
●23:00 就寝前
[ ビーマル1は深夜に増える ]
肥満タンパクとも呼ばれるビーマル1。寝ている間に増えるので、寝る前に食べないことが大切。
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