冬の肌をほぐす、バームの上手な使い方。
オイルとバームは、肌が硬くこわばりやすい冬のお守り的存在。その上手な使い方を、バームのエキスパートに教えてもらいました。
撮影・目黒智子(人物)、久々江 満(商品) 文・片岡えり
BALM「ダメージを受けた肌は 湿潤バームで守って回復」
「バームは安定した冬肌に衣替えするための飛び道具」と小林ひろ美さん。
「オイルとバームは、役割が異なります。オイルは水分を抱えながら角層に入っていくので攻め込んだケアも可能。有用成分をワセリンやミツロウで固めたバームは、内側の水分が逃げないようにフタを閉じてバリア機能をサポート。外部刺激を跳ね返し肌の回復を助けます。肌の状態を見極めて使い分けて」。成熟世代なら誰でもバームが必要なときがある。「乾燥や環境の変化で敏感になったり、肌荒れが続いたり、赤味が出たり。ダメージを感じたら、いつものケアをバームに替えて、包帯で傷を癒やすように刺激と乾燥から徹底的に保護。危ない!と思ったときにすぐ使えるよう常備しましょう」
小林さんおすすめ“包帯バーム”
人肌に温めてから手のひらで包み込む。
固形や半固形のバームを肌に直接のせるのはNG。なじませるために肌を摩擦しさらに傷つけてしまうから。手のひらで温めたら優しくハンドプレス。肘を上げて手の動きをロックし、摩擦を避けて。
かさつく関節部分は集中ラップパック。
ダメージケア効果が高いバームは、顔だけでなくボディの手強い乾燥にも活躍。乾燥と摩擦でごわつく、肘や膝、かかとにもたっぷり塗りたい。その上にラップを重ねて逃げ道を塞ぐとさらに効果的。
リンパを流して首のシワもふっくら。
オイルのように浸透しないバームは指を滑らせるマッサージにも最適。バームを手にとり、耳の下から鎖骨につながるリンパの滞りを流せば、顔のくすみやむくみが軽くなり首のシワもカムフラージュ。
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