くらし

アロス・コン・プルポ(タコごはん)【口尾麻美さんのレシピ】

アジアからアフリカ、欧米まで。身近な魚の新しいおいしさを教えてくれるのは、世界中の台所で毎日作られている魚料理でした。
  • 撮影・小林キユウ 文・松本あかね

【ポルトガル】アロス・コン・プルポ(タコごはん)

日本人にも親しみやすい地中海風炊き込みご飯。

南ヨーロッパはタコ食エリア。中でもたくさんのタコ料理があるのがポルトガル。タコごはんにタコのてんぷらが添えられた一皿は、日本人観光客に人気だそう。「シンプルなレシピの炊き込みご飯ですが、香菜が入ることで一気に異国風に。お好きな方はもっとたっぷり混ぜ込んでも」。レモンを搾りながらどうぞ。

【材料(2〜3人分)】
米2カップ ゆでダコ150~200g にんにく(みじん切り)1かけ 玉ねぎ(みじん切り)1/2個 トマト(ざく切り)1/2個 白ワイン50ml 塩小さじ1 こしょう適量 オリーブオイル大さじ2 レモン1/2個 香菜(みじん切り)大さじ1

【作り方】
1.タコと香味野菜(分量外)を小鍋に入れ、かぶるくらいの水で15分くらい茹でる。タコを一口大に切る。
2.フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて炒め、香りがしてきたら、玉ねぎを加え炒める。
3.玉ねぎがしんなりしてきたらトマトを入れ、水分が飛んだらタコを入れてさっと炒める。米を入れて透き通るまで炒め、白ワイン、塩、こしょうを加え、火を止める。
4.炊飯器に3と1の煮汁1と2/3カップを入れて炊く。
5.炊き上がったら、香菜を混ぜて器に盛り、レモンの搾り汁をかける。

香味野菜と煮て煮汁ごと炊き込めば、風味よく、タコも柔らかく仕上がる。コリコリした歯触りが好きならそのままでも。

口尾麻美(くちお・あさみ)さん●料理研究家、フォトエッセイスト。“旅する料理家“”。世界各地で出合ったローカルフードを日本の台所で再現しやすいレシピで紹介。近著『はじめまして 電鍋レシピ』が重版決定。

『クロワッサン』1009号より

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