【勝手に置く編】プロに学ぶモノハラ解決法。
現状を改善する、具体的で実行可能な改善策を識者がアドバイス。自分のパターンに当てはまる策を試してみる価値あり。
イラストレーション・イオクサツキ 文・板倉ミキコ
「マイルールが強い人は職人気質。長い夫婦関係ならなおのこと、そのルールを直してもらうのは難しいでしょう。ただし、ものの置き方を決めている妻も、自分なりのルールを相手に強制しているのだと気づくこと。使いやすい、心地よいと思うのはあくまで主観です。また、そもそも夫のネガティブな部分ばかり目につくようになっているから、ものに夫を投影して、イライラが増しているのかも」(小高さん)
[改善のための アドバイス!]夫のルールと自分のルールを上手に融合させて答えを出す。
「片づけにはコミュニケーションが必須です。頭ごなしに注意せず、夫の言い分も聞きましょう。妻にとっては置いてほしくない場所でも、夫の動線にはぴったり合っているのかもしれません。出来上がった習慣を直すのは難しいものです。例えば、夫のもので散らかっている場所にボックスを一つ置いてみると、散らかるものがその中にまとまります。また、共有のものはバラバラに置かれては困るので、どこに置くのがいいか話し合い、お互いが納得する収納場所を決めるといいでしょう」(今井さん)
小高千枝(おだか・ちえ)さん
心理カウンセラー。メンタルトレーナー、コーチ。個人・企業向けのカウンセリングサロンを主宰する。https://odakachie.com/
今井知加(いまい・ちか)さん
片づけ習慣コンサルタント。整理収納アドバイザー。著書に『そうじ嫌いでも部屋がずっとキレイな収納のきほん』(KADOKAWA)が。
『クロワッサン』1002号より
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