健全な暮らしをつくるお金の習慣が身に付く! 来年の家計管理は『クロワッサン家計簿』で。
「あると便利」から「なくても平気」に意識換え。
「日々の生活とお金の遣い方は密接に関係しているので、贅沢をしているつもりはないのに貯められないという方は、染み付いた生活スタイルを見直してみましょう。家計簿をつけていても、家計が改善しないというのは、実は自身の意識、消費マインドと向き合っていないからかもしれません」と八ツ井さんは指摘します。
例えば、家計簿に「外食、何千円」と書き込んだとしましょう。そこに外食した理由も書き込んでいくと……。
「“仕事で疲れて、作る気力がなかった” なら、納得がいっても、“作ろうと思えば作れたけれど、面倒くさかった” ではどうでしょうか。お金があるから、食べられる場所があるから、売っているから、といった状況でマインドが緩んでしまった支出と気づくことができます。何につけ “あると便利” では、もうキリがありませんから、いかに “なくても平気” に気づくことができるか。そうした気づきがたくさんあればあるほど、家計は改善していきます」
1年間のお金の使い方、その動き、記録することで見えてくるもの。
1年間でどのくらい収入を得て、どのくらい出費したのか。一覧にするとお金の動きが明快に。巻末にある2018年間収支一覧表は、1カ月の収支をまとめたときに、同時に記入しましょう。お金の動きを1年を通して見ることで、節約への意識や、節約して得たお金の新たな使い方、生活をブラッシュアップする次なる目標が見えてきます。
大切な記録や、控えておくと便利なLISTなども活用して。
日々の生活費の記帳だけでなく、貯蓄、保険、借入金、年金、失業保険、クレジットカードなどの「わが家の、わたしの大切な記録」「医療費の記録」「冠婚葬祭・贈答・おつきあいLIST」「おいしいものLIST」など、書き出すことで家計の全体像が見えてくる情報や、控えておくと便利な覚え書きなどの “自分ノート” の欄も設けました。重要な個人情報は、切り取って、大切に保管しましょう。必要に応じてコピーをとって補充を。
日付スペースの情報にも、日々の生活を豊かにするヒントが。
この小さな日付スペースの中に入っている情報は、曜日や祝日のほかに、六輝(ろっき)、月の満ち欠け、二十四節気(にじゅうしせっき)、雑節・節句です。月のようすを眺めたり、季節の移り変わりを旧暦の二十四節気、雑節・節句を通して感じたり、暮らしを生き生きとさせるちょっとしたことを見つけてください。
月ごとのFree Memoを、
月のカレンダーの左ページに入れました。
覚え書きなどに活用してください。
Free Memoのスペースが、月のカレンダーの左ページにあります。その月の予定の覚え書きをカレンダーに書き記し、Memoは家計簿に書き残しておきたいあれこれを。
ご愛用いただいている方々からは、「その月に自分がしたいと思っていることをリストアップしています」「その月に達成したいこと、努力目標を書いて、その月が終わったときにチェックするようにしています」「その月に読んだ本のリストとちょっとした感想を」「心に残った言葉を書き留めています」「雑誌や新聞で目に留まった記事のキリヌキを貼ってます」「とくにテーマはないのですが、日々忘れないように、ということを備忘録のようにつけてます」といった声も。家計簿をつけているときのほんの数分でも、何かメモをとる、そんな習慣も生まれます。フリースペースもそれぞれのスタイルで活用してください。
週ごとの見開きページ、
項目が空欄になっているところや、
Free spaceも家計のありように合わせて。
10ページの下段でも紹介していますが、それぞれの家計のありように合わせ、項目に空欄を設けたり、フリーのスペースを作っています。実際に家計簿を書いてみると、レジャー・教養・娯楽費の欄や、医療費の欄は、もう少し広くないと書ききれない、といった状況も。家計の中の項目ごとの出費は、それぞれの家庭で違うことが多く、これでは書ききれない、といったケースも多いようです。出費の頻度が多い、内容が複数にわたるといった項目は、空欄の2段分を使う、場合によってはFree spaceを使うなどして、日々の家計簿が整理しやすいよう、活用してください。項目の中には必要のないものがあるかもしれません。その欄を、別のものに代えても。家計簿は毎日のこと。書くことがストレスにならないよう、それぞれの家計に合わせて、書きやすくなるように、カスタマイズしてください。
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