汚れに合わせて使い分け、掃除シートで素早くきれいに。
ドライタイプとウエットタイプがある掃除シート。それぞれの特徴を知り、汚れの状態に適した掃除方法を聞いた。
撮影・岡本 潔 文・大澤はつ江
暑い時季、掃除はさっと簡単に済ませたい。そんなときに重宝するのが掃除シート。毎日、なにげなく使っている掃除シートだが、普及したのはここ20年ぐらいのこと。簡便だが本格的な掃除ができると、あっという間に広がった。現在では、特定の汚れに効果を発揮するものなど種類も多く、何を選んだらいいか店頭で悩んでしまう。今回、掃除シートの使い方を学ぶ、読者の小西恵子さんもその一人。「汚れに合わせてシートを購入するのは、ちょっと大変です。ひとつのシートではだめなのですか?」(小西さん)
「1種類では難しいですね。というのも、汚れには2つのタイプがあり、その状態と種類によって掃除シートを使い分けることが肝心なんです」と家事・収納アドバイザーの本多弘美さん。では、どのように使い分けるか?「掃除シートには、ドライとウエットの2種類があります。ドライタイプは、ポリエステル、ポリプロピレンから作られた超極細繊維のシートが埃や毛髪など、表面にのっている汚れをからめ取ります」(本多さん)
一方、ウエットタイプは、シートに界面活性剤や除菌剤を含ませ、こびりついた食べかすや手垢、付着した油汚れを除去する。「キッチンなどの頑固な油汚れには、同じウエットタイプでも、セスキ炭酸ソーダ配合のものがおすすめです」(本多さん)
「ウエットタイプを数枚使って、そのままにしていたら、乾いてしまったことがあります。保管はどうすればいいですか?」(小西さん)
「パッケージごと密封保存袋に入れておくと乾燥が防げるのでいいですよ」(本多さん)
毎日のホコリ取りにはドライシートが最適。床の食べこぼしはウエットシートで。
表面にのっている汚れは ドライシートでキャッチ。
床の食べこぼしや手垢の汚れは 洗浄成分がたっぷりのウエットで。
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