ペットの臭いの掃除は染み付く前に。プロに教わる掃除術。
犬や猫と暮らしていると、抜け毛や獣臭、糞尿臭が残っていないか不安になることが……。動物のいる家ならでは!の掃除術をクリーンプロデューサーの植木照夫さんが紹介。
撮影・黒川ひろみ 文・長谷川未緒
「ペットを飼っていると、掃除が大変です。抜け毛やフケ、爪とぎ後のくずや糞尿など、掃除しなければならない汚れ自体が増えるからです。排泄物やマーキングなどの臭い対策も必要です」
そう語るのは、清掃サービスを行う会社代表で、クリーンプロデューサーの植木照夫さんだ。
3匹の迷い猫を保護し、事務所で飼った経験から、ペットがいる家特有の掃除法について教えてくれた。
「抜け毛はアレルギーの原因にもなりますから、できるだけこまめに掃除して除去しましょう。また最近の家は気密性が高いため、臭いがこもりやすくなっています。掃除に加え、頻繁に換気扇を回す等、空気の通り道を作ることで、悪臭の広がりを防げます。ペットの安全性のために洗剤はあまり使わず、場所と汚れに合わせて道具を使い分けます」
日常的に行う掃除だからこそ、少しでも楽にできるよう、汚さないための予防をすることも必要だという。
「物は少ないほうが掃除の手間が省けます。壁紙や床に耐水性のある素材を使うのもおすすめ。寝室にはペットを入れないなど、行動範囲の制限が必要な場合もあるでしょう。被毛と臭いに分けて掃除法を紹介しますので、各家庭に合った方法を実践してみてください」
『クロワッサン』1034号より
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