ペットの臭いの掃除は染み付く前に。プロに教わる掃除術。
犬や猫と暮らしていると、抜け毛や獣臭、糞尿臭が残っていないか不安になることが……。動物のいる家ならでは!の掃除術をクリーンプロデューサーの植木照夫さんが紹介。
撮影・黒川ひろみ 文・長谷川未緒
臭いの掃除は早さが肝心。染み付いてしまう前に、取り除く習慣を。
ベッド
【臭いに加え、抜け毛やほこり、ダニ、カビの除去も。】
ペットの寝床となるベッドやクッションは、臭いと雑菌の宝庫。毛やほこりをブラシ等で取り除き、スチームアイロンでダニ退治をしたら、天日干しを。素材によっては丸洗いも効果的だ。
ペット自身
【犬は体臭、猫は尿臭。臭いに合わせて、効果的な対策を。】
犬の臭いの主な原因は、汗腺から分泌される皮脂と汗。定期的にペット用のシャンプーを使い洗ってあげよう。猫は体臭は少ないが、トイレ後、足や肛門周りに付着した糞尿は拭き取りを。
えさ周り
【食べこぼしはえさの種類によって掃除グッズを替えて。】
ドライフードは意外と油を含むので、こぼれたらマイクロファイバー雑巾で拭く。ウェットフードのこびりつきはメラミンスポンジでこすり落としから拭き取る。えさ周りは特に洗剤を使わない掃除を。
おもちゃ
【不潔なおもちゃは、病気の原因にも。丸洗いでさっぱりと。】
口に入れて遊ぶおもちゃは雑菌まみれ。歯周病などを引き起こす恐れもあるため、洗濯機や手洗いで洗おう。赤ちゃん用やペット用の洗剤がおすすめ。
トイレ
【臭いの一番の発生源は、換気とこまめな掃除を。】
糞尿の後始末はすぐに行うのが臭いを広げない最大のポイント。トイレの周りに飛び散った汚れも素早く除去して、蓋付きのゴミ箱に捨てる。トイレは風通しのいい窓の近くや換気扇のそばに置くことで、臭いがこもるのを防げる。
●汚れ対策
トイレの下に防水シートを敷いたり、掃除道具を近くに揃えたり、掃除しやすい環境を整えて。