くらし

【和田裕美のお悩み相談】「自分がブスだなぁ」と思うと萎縮してしまいます。

外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さんが読者の悩みに答える連載。今回は自分に自信がなく、性格を変えたい女性からの相談です。

<お悩み>
自分に自信がないことで悩んでいます。
合コンに行っても、「この中で一番私がブスだなぁ」と思ってしまうと萎縮してしまって楽しめず、仕事でも同期に比べて自分は大したことがない……と反省してばかり。
友人からは「被害妄想だ」「自意識過剰だ」とたしなめられるのですが、考えた方のクセみたいなもので、うまく克服できません。
こんな中二病みたいなメンタリティでいる年頃ではないと思いつつ、いつまでも大人になれない自分が情けないです。
この性格、変える方法はありますでしょうか。ご意見いただけると嬉しいです。
(ルー子/女性、31歳 中部圏で働く普通のOL)

和田裕美さんの回答

なんと謙虚な方なのか……。
でもわたしも「わたしが一番ブス?」と思う時あります。
けっこうみんな思っているんですよ〜〜。
「わたしはブス同盟」誕生です!(笑)
というのも、ご存知ですか?
4、5年前のダヴのCMになりますが
リアルビューティー スケッチというのを見て欲しいのです。
(下にURL貼っておきます)
このCMにあるように
8割くらいの女性が私ブスだなって思っているわけです。
つまり、世界にも
「わたしはブス同盟」はあるということ!

そして、その感情が普通にあるので
「自分はかわいい」とあえて意識的に思っていく必要があるのです。
自分がそういう風に思いこむことによって
おどおどしたり、下を向いたり、声が小さくなったり
話せなくなったり、おしゃれしなくなったり、恋に奥手になったり
ひどい場合は被害妄想がでて「どうせわたしといてもつまんないでしょ」と
こじれてしまうからです。
自己否定って謙虚だけどプラスの行動からは遠ざかるわけです。
まず、解決策として
ひとつめは、友達が言うことを素直に聞いてみて、
人って自分が思うより、ひどいって思っていないんだと信じる。
自分は自分の欠点を知っているから、
鏡を見てもその欠点ばっかり見えてしまうだけ。
人はそこまで見ていない。

もう一つは「ブスだもーん」と開き直る方法。
先日、NHK Eテレの「芸人先生」で共演した
ニッチェの江上さんは自分のことをずっと美人だと思っていたそうです。
でも、みんな顔で笑うから「あ、わたしブスだったんだ」と気づき
それをネタにして笑いをとっているとおっしゃっていました。
そして楽しく明るいから
人気があって自信もあるのです。
ブスだしと開き直ってさらに愛されているのです。

そうはいっても
まさか開き直り戦法を取る可能性はかなり低いと思うので、
前者のほうで説明します。

1 毎日自分のいいところを
「ここがいい、ここがいい、ここがいい」って10個書き出す

2 さらに「わたしかわいい、わたしきれい」と書き出す

それで自己概念をできる限りそっちに持ってくるということをやると、
今までよりはずいぶん楽になってくると思いますので、
そんな風にぜひやってみてください。
ダヴの動画はこちらです。

和田裕美(わだひろみ)●作家・営業コンサルタント。京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオや会員サービス「パワースクール」など各種メディアで情報発信中。代表作に、『人に好かれる話し方』、『世界№2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。最新刊は『稼げる技術』(ダイヤモンド社)。
⇒ 公式サイト

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