くらし

【和田裕美のお悩み相談】売り込み上手になりたいです。

外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さんが読者の悩みに答える連載。今回は、自分プレゼン力が足りないと悩むフリーライターからの相談です。

<お悩み>
私の悩みは自分の売り込みが下手なことです。
昔から面接の類が苦手で、高校の推薦入試は全滅、新卒の時は卒業式後に何とかかんとか就職先が決まりました。
遅刻などせず真面目に働くので、仕事をしていく上で信頼関係を構築していくタイプで、フリーランスになってからの仕事はありがたいことに、全て人からの紹介、もしくは以前働いていた人から声をかけていただいたものです。
自分の興味のある分野にもチャレンジしたいと思い、売り込みに行くのですが、売り込みはほとんど成就したことがありません。恐らく、自分に自信がないため、自分の仕事の成果を思ったようにプレゼンできないことが問題のひとつだと思っています。
新しい仕事を獲得していく上で、どのように自分を上手に売り込みをすればいいのかアドバイスをいただきたいです。 (チュー子/ 女性 /フリーランス歴5年目のライター29歳です。)

和田裕美さんの回答

チュー子さん、質問ありがとうございます。
売り込みが下手ということですが
それよりも

>全て人からの紹介、
>もしくは以前働いていた人から声をかけていただいたものです。

こ、これ、これがすばらしいんです!
“売り込まないで売れる”というのが一番理想的な営業だからです。

紹介があるというのは
チュー子さんが
「好かれて信頼されて仕事の評価がある」という証拠。
またいいお客さんからの連鎖なので
いいお客さんが多くなります。
新規にいくより効率もよく
確実に売り上げもあがります。
今、十分幸せなのだとご理解ください。

なので! 和田が考える
チュー子さんにとって一番向いているやり方はこれです。

  ↓ ↓ ↓
「今のお客さんに
『こういう分野に挑戦したいので
   こういう人を紹介してもらえないでしょうか』とお願いする!」

我ながらすばらしい案だわ。ふふふ。

でも、やっぱり新規の売り込み上手になりたいのなら
はったりでもいいので「わたしできます」という気配を出して欲しいです。
といっても基本的なことなんですけど、
鏡の前で笑顔を作るとか、大きな声で発言するとか、
自信がないということを表に出さないことです。
あとはくじけずに何件も何件も成約するまで続ける。

これしかないです。

さあ、どっちにします?
でも自分の成長のためには
両方がいいかも!(笑)

和田裕美(わだひろみ)●作家・営業コンサルタント。京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオや会員サービス「パワースクール」など各種メディアで情報発信中。代表作に、『人に好かれる話し方』、『世界№2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。最新刊は『稼げる技術』(ダイヤモンド社)。
⇒ 公式サイト

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