【台湾隙間時間】半日で満喫できる! 台北至近のグルメ街“板橋(バンチャオ)”を散策。
隙間時間をフル活用して台湾をとことん楽しもう。街歩きの合間やホテルへ戻る途中、あるいは朝早い出発でも立ち寄れるおすすめスポットを紹介!
撮影・黒川ひろみ 文・光瀬典子
台北駅からMRT板南線(青線)でわずか14分。台北市との市境となる淡水河(ダンスエハー)を越えたところに位置する板橋には、少し垢抜けない地方独特の町並みや人の優しさが色濃く残っている。旧市街のMRT府中(フージョン)駅を降りるとすぐに迎えてくれるのが「板橋慈惠宮(バンチャオツーホエゴン)」。板橋旧市街にはこの廟を中心に市場、屋台、さらには夜市などが広がっている。かつて、地方から台北に上京する人の多くは物価の安い板橋に根を下ろしたといわれる。台北に憧れる地方出身者があふれていた板橋だが、今では台北最大のベッドタウンとして急成長を遂げた。板橋新市街には高層マンションが林立し、オシャレなカフェもあるが、府中駅周辺の黃石市場(ホァンシーシーチャン)や慈惠宮はかつての雰囲気を残したまま板橋のランドマークとして機能している。
隠れグルメタウンとして知られる板橋には老舗屋台や食堂が多く、コンパクトなエリアで食べ歩きが楽しめるB級グルメやスイーツなどが目白押しだ。物価も台北に比べて安いため、リーズナブルな絶品グルメを求めて台北からわざわざ足を運ぶ人も多い。半日あれば充分に楽しめる板橋へのミニトリップで、台北とは違った人情豊かな下町を楽しんでみては?
【府中駅】林本源園邸(リンベンユエンユエンディ)
【府中駅】老曹餛飩(ラオツァオホゥンドゥン)
【府中駅】高記生炒魷魚(ガオジーシェンチャオヨウユー)
【府中駅】北門田不辣(ベイメンテェンプラ)
【府中駅】全香豆花(チュエンシャンドウホァ)
*1台湾元=約3.6円(2019年2月22日現在)
『クロワッサン』993号より
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