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【石川県の雑煮】どこか厳かな気分になる、シンプルを極めた一椀。

つい同じになりがちな食べ方はもう卒業。驚くほど多彩な餅料理のレシピを教えてもらいました。

撮影・三東サイ 文・嶌 陽子

【石川県の雑煮】どこか厳かな気分になる、シンプルを極めた一椀。

具材が少ない分、だしのおいしさが決め手。疲れた胃腸も労ってくれる味。

【材料(2人分)】
角餅2個 芹適量 柚子の皮2かけ かつおぶし適量 つゆ[だし汁2・1/2カップ 塩小さじ1/2 酒小さじ1 みりん小さじ1 薄口醤油小さじ1/2]

【作り方】
1. 芹は食べやすい長さに切る。
2. だし汁を火にかけ、フツフツしてきたら塩、酒、みりん、薄口醤油で味を調える。
3. 別の鍋で角餅を弱火で茹でる。
4. 椀に2のつゆを少量はり、餅を入れ、芹を添える。
5. 熱々のつゆを注ぎ、柚子の皮と、かつおぶしをのせる。

本田明子(ほんだ・あきこ)●料理研究家。小林カツ代さんの助手を経て2007年に独立。著書に『娘に伝えたい おせち料理と季節のごちそう』(講談社)など。

『クロワッサン』987号より

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