整理上手のインテリアブロガー、ひよりさんが使う収納ボックス。
片づけのマストアイテム、収納ボックス。自分の好みや用途ごとに厳選、暮らしの中で上手に活用している達人に取材した。
撮影・青木和義 文・丸山亜紀 構成・大川朋子
見せる収納はインテリアの一部、バランスと質感を意識する。
買い物はネットですることが多いひよりさんだが、目にしたことがないアイテムについてはどんな小さなものでも可能な限り店舗に足を運び、実際に商品を見て素材や大きさを確認するようにしている。また、ブログ用の写真を自ら一眼レフを使って撮影することで、客観的に自宅のインテリアを見るように。一歩引いてみることで、部屋全体のバランスや雰囲気から浮いている雑貨があると、気づくようになった。
つまり、「アイテムは単品で見ず、空間全体で見ることが大切」とひよりさん。自分の家に合うのか、色は他の家具とマッチするか、どの部屋に置くかなど具体的にイメージする。家全体の統一感を考え、収納ボックスや雑貨も、無地のモノトーンを選ぶと徹底しているのもそのため。重視しているのが、質感だという。
「ひとつひとつの細かいディテールが積み重なって全体の雰囲気を作っていると思うので、小さいものこそ質感にはこだわっています」
急な来客にも慌てずに済むとりあえずボックス。
リビングでは、テーブルに散らかりがちなアイテムをざっと入れられる、適度な深さがあるA4サイズのボックスが重宝。色違いで複数所有し、仕分け前の郵便物保管や、さっとリビングを片づけたいときに使っている。トレイタイプは細々した文房具や菓子置きに。シンプルだからこそ、様々な用途に使えることが気に入っている。
季節ものや使用頻度の低いバッグは、棚のトートの中に。
プランターボックスに雑貨を収める。
ひより●ブログ「ひよりごと」を運営。白が基調のモダンなインテリア、クールなディスプレイ、モノ選びのセンスが広く支持されている。
『クロワッサン』982号より
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