川津幸子さん直伝、手際よくおいしいものを作るために役立つこと。
「100文字レシピ」の生みの親、川津幸子さんに教わる料理の基本。省いてよい手間、よくない手間、道具や準備などについて聞きました。
撮影・青木和義 スタイリング・綾部恵美子 文・新田草子
シンプルで美しく、手入れがしやすい。鍋は、一生添い遂げられるいいものを。
何度も買い換えることがないのが鍋。いいものを長く、大事に使いたいですよね。私が一番気に入っているのは、アメリカのオール・クラッドというメーカーのもの。三層構造で熱伝導がよく、ソテーも煮込みもきっちり作れます。オールステンレスで見た目が美しい上、取っ手が熱くならないし、焦がしても磨けばすぐきれいになる。もうかれこれ10年以上、愛用しています。
これだと思える鍋に出合えたら、シリーズでひと揃えすると、使い分けがしやすいし、スタッキングもラクですよ。
川津幸子(かわつ・ゆきこ)●料理研究家。家庭料理のコツをわかりやすく解説する姿勢にファン多数。著書に『100文字レシピ』シリーズ、『あいうえおいしい。』『あの味が自分でできる くいしんぼレシピ』など。
『クロワッサン』969号より
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