【キッチン編】水回りをリフォームすると、 暮らしの質がぐんと上がります。
文・新田草子 リフォーム実例写真提供・スタイル工房
手入れがラクな、キッチン設備が続々登場。
掃除がラクな換気扇や キャビネットで負担軽減。
50代に限らず、キッチンの掃除はできるだけラクなほうがいい。
「取り外さずに洗える換気扇や、ファンの自動洗浄機能がある換気扇など、今は便利な設備がたくさんある。総ホーローのキャビネットも、掃除がしやすいと人気です」
シンクは、水あかが つきにくい設計のものを。
コンロの油汚れと同じくらいやっかいなのが、シンクの水あか。「水が溜まりにくい設計に、水あかのつきづらい素材と、機能的なシンクで解消できます」
かゆいところに手が届く、優秀設計の設備いろいろ。
足でタッチ、手をかざすだけ。触れずに使える水栓が便利。
肉をこねた手を洗いたいけれど、汚れるのが気になる。そんなときもストレスなく使えるのが、レバーに触れずに水を出すことができる水栓。自動水栓や、最近は足で出し止めができるタイプも人気。
キッチン家電が使いやすい、コンセント機能にも注目。
「キッチン家電は多様化しているし、タブレットなどを充電したい場合も。コンセントが必要な場面が増えるなかで、使いやすい位置にコンセントをつけたシステムキッチンも登場しています」
かがまずに済む設計のキッチンなら、体もラク。
「今のシステムキッチンは、コンパクトながら収納力があり、物の出し入れがしやすい引き出しタイプが主流。そこにさらに工夫を重ね、使い勝手の良さを追求した設備も多く登場しています」
わたなべ・のりえ●東京・浜田山に本社を持つリノベーション会社、スタイル工房(0120-587-250)で、リフォームのプランニングを担当。
『クロワッサン』961号より