【キッチン編】水回りをリフォームすると、 暮らしの質がぐんと上がります。
家全体の機能の見直しにもつながるのが、水回りのリフォーム。50代に多い悩みと解決法、キッチンの例を紹介します。
文・新田草子 リフォーム実例写真提供・スタイル工房
【お悩み】収納が少なく物が散乱している。買い置きの食品も出しっ放し……。
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【解決策】空間を上手に捻出して、パントリーを作る
「収納の充実も、50代以降のキッチンリフォームの大きなテーマです」と、渡辺さん。水や缶詰など重たいものを宅配で買い置きするケースも多く、「そんなときは食品や雑貨専用の場所、パントリーがあると便利です」。
人によっては複数必要なごみ箱や、レシピ閲覧用のタブレットの置き場所を希望する例も。「設計段階から小さな要望もはっきりさせておくと良いですね」
右は細長いコの字型キッチンの奥に作ったパントリー。あえて扉をつけないことで、出入りしやすいようにした。左は、キッチンから洗面所へと抜ける通路をパントリーと兼ねた例。合理的で収納力も高い。
ごみの分別が細かく決められている自治体も多い昨今。ごみ箱が複数ある場合は、収納をあらかじめ考えておくと空間をスマートに使えるし、衛生的。こちらの例では、リビングから見えない作業カウンターの下に。
キッチンの脇に小さなデスクを作り付け、自分のパソコンを設置。「ダイニングテーブルで行っていた事務作業も落ち着いてできて、乱雑になりがちだったタブレットなどの置き場も確保できると好評でした」
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