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冬の味覚を堪能する。きらきら羽越観光圏の旅<1>

文・斎藤理子

冷えたからだを癒してくれる、ぬくもりの温泉と美食の宿。

鶴岡にはいい温泉地が数多くあります。その中でも、鶴岡の奥座敷と呼ばれる湯田川温泉は開湯1300年の歴史があり、庄内三名湯のひとつに数えられている温泉郷です。温泉旅館が建ち並ぶメインストリートは、雪明かりに照らされて風情たっぷり。そこから小道を入ったところに、九兵衛旅館があります。

冬の味覚を堪能する。きらきら羽越観光圏の旅<1>

藤沢周平氏が定宿としていたことでも知られる九兵衛旅館は、料理の美味しさに定評があります。冬のおすすめは、なんといっても寒鱈が堪能できる「寒鱈の膳」。寒鱈の胃袋と白子のポン酢や肝とあさつきの酢味噌和え、エラの唐揚げなど、酒どころ山形の銘酒にぴったりな肴の前菜からスタートする寒鱈づくしのコースは、山形牛サーロインのステーキも登場する盛りだくさんな内容。もちろん白子や肝がたっぷりと入った寒鱈汁はコースのハイライトです。

「寒鱈の膳」のほかに、庄内の食材をふんだんに使った懐石コースも絶品。庄内浜からの新鮮きわまりない魚介…

「寒鱈の膳」のほかに、庄内の食材をふんだんに使った懐石コースも絶品。庄内浜からの新鮮きわまりない魚介や、滋味深い地野菜を使い、洗練された日本料理に仕立てています。こちらにも寒鱈汁は登場。庄内の海の幸、山の幸、野の幸をいろいろと味わえる、贅沢なコースです。

お腹がいっぱいになったら、温泉へ。しんしんと降り積もる雪を眺めながらお湯にゆっくりとつかるひとときは、まさに至福の時間です。

冬の味覚を堪能する。きらきら羽越観光圏の旅<1>
冬の味覚を堪能する。きらきら羽越観光圏の旅<1>

〈Zupperia 荘内藩しるけっちぁーの〉 鶴岡市家中新町10-18(致道博物館隣) ☎0235・24・3632 https://ja-jp.facebook.com/shonaihan/

〈出羽三山神社〉 鶴岡市羽黒町手向字手向7 ☎0235・62・2355 http://www.dewasanzan.jp/publics/index/9/

〈山形県鶴岡市羽黒町観光協会〉

〈鶴岡市羽黒町手向字院主南72(いでは文化記念館内)〉 ☎0235・62・2500 http://hagurokanko.jp/shiru/hagurosan/haguro-guide.html

〈旅館 多聞館〉 鶴岡市羽黒町手向字手向115 ☎0235・62・2201 http://www.tamonkan.net/

〈九兵衛旅館〉 鶴岡市湯田川乙19 ☎0235・35・2777 http://www.kuheryokan.com/

〈取材協力:きらきら羽越観光圏〉 http://kirakirauetsutabi.net/

羽越本線が走る、新潟県、山形県、秋田県の3県10市町村に渡る地域。10月から3月までは、大きな窓のあるラウンジで、沿線の地酒や沿線のうまさがぎっしり詰まった「きらきら弁当」などの食を楽しめる特別列車「きらきらうえつ号」も運行。*金・土日祝日に一本往復運行(2017年2月時点)。 http://www.jrniigata.co.jp/kirakira/kirakira.htm

きらきらうえつ号
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