すっきり使いやすいキッチン収納は持ち物の査定から始めよ!
山のようにあるお皿やカップはどのように収納すればいい? 住まい方アドバイザーの近藤典子さんに使いやすいキッチンの収納術を伺います。
撮影・青木和義 文・神舘和典
整理の基本は、モノの分別と収納場所のサイズのマッチング収納。
「今あるものを今ある環境にただ収めてはいませんか? 私の経験では、持っている食器をサイズや形状ごとに整理し、モノの量やサイズに合った場所を作って収めると、自分の『持ちグセ』『買いグセ』に気づき、不要なものを処分できるようになるんです」と住まい方アドバイザーの近藤典子さん。
近藤さんによると、整理の基本は3つのプロセスが大切。要約すると、モノの分別と収納場所のサイズのマッチング収納だ。
「片づけのコツは、まずグループ分けです。食器ならば、背の高いグラスは上、カップや鉢状の器はその下、皿など背の低い器は肘あたりの高さに収納。サイズや形状にふさわしい場所に収めると空間の無駄がなく、すっきりと片づき、出し入れもしやすくなります。ものと収納場所のサイズが合わない場合も、簡単な工夫で対応できます」
その次に、使用頻度を考慮。
「いつも使うものは、出し入れしやすい目線の高さから手をおろした時の指先までの間に。それより高い位置に使用頻度の低い軽いもの、低い位置に重いものを」
この近藤さんの片づけ術をクロワッサン倶楽部会員の高橋佐知さん宅で実践してもらった。高橋さんは自宅で食器に絵付けを施す教室を開いているので、お皿やカップも山のよう。ほんとうに全部収まるのだろうか?
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