京都滞在を特別にしてくれる、大人の旅にちょうどいい宿──街中の一軒宿、個性派朝食ブッフェ、アートなホテル
撮影・津久井珠美(たま靑/三井ガーデンホテル京都三条プレミア) 文・立原里穂(エースホテル 京都/オリエンタルホテル京都 六条) 構成・矢吹紘子
ライター、編集者、通訳案内士
『POPEYE』『BRUTUS』など国内外の雑誌で執筆する傍ら、京都を拠点に日本を訪れるVIP旅行者やアーティストのアテンドや旅のキュレーションを行う。
たま靑(五条)
庭を眺め、自宅のようにのんびり。京都らしさあふれる街中の一軒宿
中庭を挟んで木造2階建ての宿泊棟と母屋が向かい合う、全7室の家族経営の宿。それぞれ独立した引き戸の玄関からアプローチする造りが落ち着ける。
「オーナーは京都出身で、仏アルプスのスキー場でホテルを経営していた方。気持ちよく整えられた空間の随所にこだわりが感じられ、まるで家に帰ってきたような気分になります。屋内外のチルアウトスペースを備えた予約制のプライベートサウナも、意外性があってよし。町家風の雰囲気でありながら建物は新しくて快適なので、“京都らしい宿”に泊まりたい海外ゲストにも安心しておすすめできます」
三井ガーデンホテル京都三条プレミア(烏丸御池)
チーズ推しのレストランにスパ、バー。滞在中の楽しみが尽きない新顔ホテル
2024年夏に開業したニューフェイス。ミニマルなインテリアの客室は27平米〜とゆったりめ。洗い場付きバスルーム完備のうえ、大浴場、リビング併設の貸し切りスパもあり、ウェルネス面が充実。
「ユニークなのがチーズ工房併設のオールデイレストラン『curd』。丹波の牧場直送の牛乳を使い、モッツァレラなど6種類を毎日手作り。それらを使ったブッフェ付きの朝食が美味しいんです。隠れ家感のあるバーでは海外でも人気の京丹後『竹野酒造』の日本酒が揃っていて、ホテル内で朝から晩まで楽しめる。中心地・三条通で、錦市場や河原町も徒歩圏内。観光や買い物の起点にしやすいのも優秀です」
エースホテル 京都(烏丸御池)
隅々まで見どころ満載。アートや音楽に浸る滞在を
大正時代の名建築「旧京都中央電話局」を改修した複合施設「新風館」内に開業。隈研吾がデザイン監修、ロサンゼルスのコミューンデザインが内装を手掛ける。「各国の“エース”を巡り旅する人がいるほど、アートやデザイン好きの海外ゲストに人気のホテル。京都では柚木沙弥郎のアートワークがあちこちにちりばめられています。ロゴ入りのマグやバッグなどのオリジナルグッズは、もはや京都土産の定番。客室でレコードを聴くのも密かな楽しみ」
オリエンタルホテル京都 六条(五条堀川)
朝食や客室、ラウンジサービス。細部からホスピタリティを体感
提灯が迎えるエントランスや茶室へと続く露地を表現したロビーラウンジなど、客人をもてなす「茶庭」の文化をモチーフにしたインテリアが落ち着いた空間を演出。客室は全166室あり、そのうちの半分近くを占める和室タイプは、キングサイズのベッドを備え、靴を脱いでゆったりとくつろげる。
「朝食は、和洋どちらも京都の食材をふんだんに使用。出汁スープや地酒が並ぶウェルカムラウンジにも、この街らしいホスピタリティを感じます」
『クロワッサン』1161号より
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