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グルメライターが案内する京都の絶品朝ごはん──香港粥/麺/スパイスカレー/薬膳イタリアン編

早起きしてでも朝ごはんを目当てに出かけたくなるバリエーション豊かな朝食スポットが京都には続々誕生。京都生まれ京都育ちのグルメライター天野準子さんが、香港粥モーニング、麺、スパイスカレー、薬膳イタリアンなど、変わり種朝食4軒を紹介します。

撮影・岡本佳樹 構成&文・小長谷奈都子

香港粥

干し貝柱の香港粥と18種類の小鉢2,000円。菊川ほうじ茶300円
干し貝柱の香港粥と18種類の小鉢2,000円。菊川ほうじ茶300円

小梟(七条)
味わい豊かな色とりどりの小鉢に歓喜

「18種類の小鉢は思わず声が出る高揚感。ピータン黒酢やハムスイコウなど、お粥のお供というより、そのまま楽しみたい味も多く、朝から一杯飲みたくなります」

三十三間堂にほど近い香港食堂。香港粥はジャスミンライスを丸鶏のスープでポタージュ状になるまで炊き、干し貝柱の旨みと塩だけで調味。周りには春巻きや大根餅などの本格中華から、炙りしめ鯖や柴漬けといった京都らしい一品までが多彩に並ぶ。杏仁豆腐や胡麻団子の小鉢も心憎く、女性に人気なのも頷ける。週末は予約を!

京都市東山区本町8-89-1 TEL:075-746-4583 (営)朝食8時30分~10時LO、ランチ11時~14時30分LO、ディナー17時~20時30分LO 月曜休 ※日曜は朝食とランチのみ営業
追加オーダーできる、蟹焼売などの点心3種450円
追加オーダーできる、蟹焼売などの点心3種450円
ニューヨークで約10年、料理人として働いた店主・米田勲さん
ニューヨークで約10年、料理人として働いた店主・米田勲さん

Bセットの自家製小麦めん No.3 ‐Like Nyumen‐ プレーン2,050円(Aセットは4,600円)
Bセットの自家製小麦めん No.3 ‐Like Nyumen‐ プレーン2,050円(Aセットは4,600円)

だし料理 十(一乗寺)
朝の目覚めに沁みる、澄んだだしの味わい

「だしが主役で、麺もだしを味わうよう計算されたもの。シンプルの極みで、だしの旨みをしみじみ味わえます」

真昆布、羅臼、利尻の天然昆布3種と、京都・舞鶴のさわら、愛媛のいりこを使い分けただしに、岩手の天然塩のみで味つけ。ここはだしのおいしさを追求する井上典明さんによるだし料理専門店。セットメニューは前菜3品が付くAと付かないBがあり、自家製小麦麺かだし炊きご飯を選ぶ。北海道の小麦「ルルロッソ」で打つ極細麺「No.3」を啜れば、だしと小麦の香りが口に広がる。

京都市左京区一乗寺樋ノ口町27 コーポラス禅1F TEL:075-585-4425 (営)9時~19時 月・火曜休 ※営業時間はInstagram:@dashiryoriで要確認。予約優先。
Aセットのウェルカムだしと、前菜のボイルドエッグなど
Aセットのウェルカムだしと、前菜のボイルドエッグなど
L字のカウンターに6席。店主の井上さんが一人で切り盛り
L字のカウンターに6席。店主の井上さんが一人で切り盛り

スパイスカレー

京風スパイス朝定食・カレーリーフ香る魚介出汁カレー1,380円。チャイ500円
京風スパイス朝定食・カレーリーフ香る魚介出汁カレー1,380円。チャイ500円

SPICE GATE(京都河原町)
お茶漬け感覚でいただけるスパイスカレー

「朝からカレーというと重そうですが、和朝食をイメージしたカレーで、だしが利いていて、サラサラあっさりいただけます。副菜や野菜もいっぱいでヘルシーです」

ビリヤニ専門店『インディアゲート』が展開する朝食が主軸の姉妹店。『祇園 北川半兵衛』の煎茶で炊いたバスマティライスに、鶏キーマカレー、ハーブを忍ばせた季節の焼き野菜や大根の千枚漬けなどの副菜がもりもり。昆布、鰹、あさりのだしがベースの京風カレーを一気にかけたり、それぞれ味わったり、楽しみ方は自在。

京都市下京区恵美須之町546-1 しきさい寺町ビル2F TEL:075-741-7554 (営)朝定食7時30分~11時LO、ランチ11時30分~14時LO、カフェ14時~16時LO(水・金曜のみ~21時LO)、スパイス販売7時30分~16時 火曜休
一角に並ぶ圧巻のスパイスは購入可。カレーキットなども
一角に並ぶ圧巻のスパイスは購入可。カレーキットなども
テーブル席とカウンター席。スイーツもありカフェ利用も
テーブル席とカウンター席。スイーツもありカフェ利用も

薬膳イタリアン

薬膳朝食2,500円
薬膳朝食2,500円

薬膳イタリアンLUDENS(御所南)
心身を整える薬膳粥を、風情ある町家で

「2017年のオープンから注ぎたしている薬膳スープとそれを使った薬膳粥が滋味深くおいしい。旬魚や鴨、野菜のバランスもよく、寝起きの体にやさしいです」

国際薬膳食育師の資格を持つ田淵章仁シェフのスペシャリテ、薬膳スープは疲れた体に染み渡るような優しく深い味わい。五穀米ともち麦の薬膳粥、京北の平飼いの卵を使った温泉卵、大原の野菜サラダ、鴨のローストなどがセットで、大満足の内容だ。ナツメや黒豆が入ったルイボスティーの香りにも癒やされ、体の内から元気になる。

京都市中京区夷町560-8 TEL:075-231-5606 (営)朝食土曜7時~9時(8時30分LO)・日曜8時~11時(10時30分LO)、ランチ12時~15時、ディナー18時~22時 月曜休 ※日曜は朝食のみ営業
秘伝の養生スープの材料、ナツメや八角、陳皮、黒豆など
秘伝の養生スープの材料、ナツメや八角、陳皮、黒豆など
趣ある静かな空間で、庭を眺めつつゆっくり過ごせる
趣ある静かな空間で、庭を眺めつつゆっくり過ごせる

『クロワッサン』1161号より

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