進化し続ける『文具女子博2025』で見つけた、ときめくアイテム
写真・文 久保田千晴
12月18日~21日にパシフィコ横浜で開催された『文具女子博2025』は、過去最多184社が集結した、日本最大級の文具イベント。事前予約制の有料チケット制で、女性を中心に親子連れや海外の来場者まで、多彩な文具ファンで賑わっていました。
ポーチに忍ばせたいミニ文具
会場でよく目にしたのは、見ているだけで心が和むミニ文具の数々。中には「どう使うの?」と思わずツッコミを入れたくなる極小サイズの文具も見かけましたが、手に取ると尊さあふれる可愛さ。使い道はともかく、思わず集めて飾りたくなるものばかりでした。
大人のコレクション欲をくすぐるシールたち
自分専用のシール帳やバインダーを作ってお気に入りを集める大人のコレクションも密かなブーム。シール沼にハマる大人たちの物欲をくすぐるアイテムがずらりと並んでいました。中でも特に人気を集めていたのが立体シール。ぷっくりツヤのある3Dシールは、どんな大人も童心に返ってしまう可愛さで、長蛇の列ができていました。
子どもの頃の記憶が蘇る懐かし文具
昔から愛される定番文具のシリーズも根強い人気。目が合った瞬間心を掴まれるレトロ文具は、思わず連れて帰りたくなってしまう愛らしさです。変わらない品質の良さはそのままに、限定デザインや新作も・・・となれば、買い物袋が足りません。
暮らしが少し楽しくなる新発想文具も続々
来場者をワクワクさせるアイデア文具も見逃せません。創業100周年を迎えた「シヤチハタ」からは、スタンプ台の定番《いろもよう》シリーズに、創業当時の流行色である臙脂色(えんじいろ)や藤紫色(ふじむらさきいろ)など、レトロな和色インクが仲間入り。
手帳デコ派に絶大な人気を誇るシヤチハタのスティック型スタンプ《nototo 10》は、会場限定で「好きな柄だけを選べる」バイキング形式で販売。さらに、少量ずつ持ち運べるコクヨのマスキングテープ《Bobbin》は、マスキングテープが巻かれたボビン芯とテープカッターの5連セットで、おすそ分けも可能なお菓子のようなパッグで販売していたり。自分好みの組み合わせでセットを完成させる楽しさは、まさに文具好きの特権。こうしたここでしかできない体験こそ、「文具女子博」が毎年多くの人を惹きつける理由なのかもしれません。
次回開催は関西エリア。文具好きさんは、春の大阪開催をメモしておきましょう。
文具女子博in大阪2026
会期:2026年3月5日(木)〜3月8日(日)
会場:大阪南港ATCホール(大阪市住之江区南港北2-1-10)
最新情報は、文具女子博公式サイトをチェックしてみてくださいね。
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