「血管の再生」に必要な脂質を魚油から摂る【EPAを効率よく摂るレシピ2選】
撮影・柳原久子、小川朋央(河村さん) スタイリング・高島聖子 構成&文・堀越和幸 撮影協力・UTUWA
血管を再生させるための魚の油。
「EPA、DHAは体にいい油として広く知られていますが、DHAが脳に働きかけるのに対して、EPAは中性脂肪を抑えたり血管のメンテナンスをする働きが強いといわれています」と管理栄養士、トレーナーの河村玲子さん。
具体的なレシピを見ていこう。
鯛とアボカドのなめろう丼
EPAは青背魚が豊富だが、鯛も含有量が多い。今回、レシピ作成を担当した料理家の新谷友里江さんは生で食べるなめろう丼を提案。「歯触りのいい山芋、ボリューム感の出るアボカドと組み合わせました。そのまま海苔に巻いておつまみにしてもおいしいです」
【材料(2人分)】
鯛(刺身用さく)…100g
アボカド…1/2個(70g)
長芋…100g
大葉…5枚
A[ごま油…小さじ2、みそ…小さじ2]
ご飯…茶碗2杯
【作り方】
1. 鯛は5mm角に切る。アボカド、長芋は1cm角に切る。大葉は千切りにする。
2. ボウルにAを混ぜ合わせ、鯛、アボカド、長芋を加えて和える。
3. 器にご飯を盛り、2と大葉をのせる。
ぶりのカルパッチョ らっきょう甘酢ソース
寒い季節になるとぶりはしっかり脂肪を蓄える。そしてその良質の油が血液中の悪い油を洗い流してくれる。「カルパッチョは洋風料理ですが、ご飯ともいただけるよう醤油やらっきょうの甘酢漬けで味付けをしました。玉ねぎ、水菜などの野菜もしっかり摂れます」
【材料(2人分)】
ぶり(刺身用さく)…150g
水菜…1/4袋(50g)
紫玉ねぎ…1/8個(25g)
らっきょうの甘酢漬け…6個(50g)
しょうが…1かけ
A[オリーブ油…大さじ1、レモン汁…小さじ2、柚子胡椒…小さじ1/3]
【作り方】
1. ぶりは薄切りにする。水菜は3cm長さに切る。紫玉ねぎは薄切りにして水にさらし、水気を切る。らっきょうは小口切り、しょうがはみじん切りにする。
2. ボウルにAを混ぜ合わせ、らっきょう、しょうがを加えて混ぜる。
3. 器に水菜、ぶり、紫玉ねぎを盛り合わせ、2をかける。
『クロワッサン』1154号より
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