【船遊びで暑気払い】サンセットクルーズ──マジックアワーやライトアップに心酔
多くの川を擁し、海と接する東京は、「東洋のベニス」と呼ばれたほど水の豊かな都だ。江戸時代は行商の船でにぎわっていた水路も、今は水上バスや観光船が行き交う行楽スポットに。東京の新たな魅力の発見や刺激が盛りだくさんの船遊び。暑気払いに出かけてみては?
撮影・太田太朗 イラストレーション・なかむらるみ 構成&文・保手濱奈美
サンセットクルーズ(日本橋/東京湾遊覧)
右・船着場である日本橋と首都高の夜景。2040年には首都高が撤去予定で、この風景が見られるのもあと15年ほど
マジックアワーやライトアップに心酔
日没間際に日本橋のたもとから出航し、日本橋川を渡って隅田川から東京湾へ。「日本橋川は、江戸時代に徳川家康の命で造られた川なんです」など、船長の中川善光さんが舵を取りながら、周辺の歴史や見所を詳しくガイドしてくれる。船はフルオープンで、首都高や橋を真下から眺められるのは、このクルージングならではの醍醐味。幻想的なマジックアワーを経て、船は日没時に築地大橋の手前でストップ。ライトアップする瞬間に立ち会える! 乗客から拍手が起こる、大盛況の船遊び。
日本橋発着。約70分 3,500円〜。 中央区日本橋1-9先(日本橋船着場) (問)日本橋クルーズ https://nihonbashi-cruise.jp/
夏の船遊びといえば屋形船からの花火!
屋形船 網さだ
天ぷらやお造りなどのコース料理付き。船上デッキがあるので視界を遮るものなく、花火を存分に楽しむことができる。 江戸川区江戸川3-53-1(一之江乗船場) TEL:03-3679-3859
江東花火大会 2025
・8月11日(月)
・乗り合い船1人2万5300円
東京の花火を屋形船から眺めるなんて粋の極み。気になる料金は、網さだでは通常1人1万2100円だが、花火大会の日はやはり特別。
『クロワッサン』1145号より
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