【粋な東京街歩き】江戸城跡の都会のオアシス、ゆったり“皇居”散歩

奥女中らが出入りした「平川門」
竹橋駅近く、東御苑の出入り口のひとつでもある平川門。門に続くお濠に木橋が架かり、当時は奥女中や御三卿らが使用したと伝わる。

御所から移築した「諏訪の茶屋」
江戸時代には吹上御苑（御所）にあった茶室で、現在のものは1912年に再建された。数寄屋風の書院茶室様式の建物が印象的。

城を支え続けた立派な「石垣」
硬質な伊豆半島産の安山岩（あんざんがん）などが美しく積まれた石垣。石の表面には、工事に関わった大名が採石時や築造時に印を刻んだ“刻印石”が。

花や草木に溢れる「二の丸庭園」
鑑賞や遊興の場として親しまれた池泉回遊式庭園。現在の庭は、9代将軍家重の時代の庭絵図面をもとに1965年に復元したもの。

特等席で一望するなら…《Lounge Bar Privé（ラウンジ バー プリヴェ）》

皇居ビューを堪能できるラグジュアリー空間
皇居大手門前のパレスホテル東京内にあるラウンジバー。バーでありながらカフェ利用もでき、皇居外苑の緑を望みながら優雅なティータイムを過ごせる。「マロンシャンティイ」（1,500円、サ別）は、1961年の開業時より変わらず愛されるホテル伝統のケーキ。生クリーム、栗、ジェノワーズ（スポンジ生地）で構成され、栗を粗めに裏ごしし、ふんわりと空気を含ませて固めることでほろりとした食感に。