鶏じゃがバターと豆腐鍋【今井真実さんの3つの素材を組み合わせてさっと煮るだけ、ごちそう鍋】
撮影・黒川ひろみ スタイリング・矢口紀子 文・小林百合子
鶏じゃがバターと豆腐鍋
バターの風味が決め手。香り高い〝和風ポトフ。
醤油ベースのスープにバターを加えたスープは、鶏肉の出汁が加わることで和風ポトフのようなしみじみとした風味に。じゃがいもを薄切りにして煮込み時間を短縮しよう。
【材料(2~3人分)】
鶏もも肉(唐揚げ用)200g
じゃがいも 1個
絹豆腐 1丁
A[水 500ml、酒 200ml、醤油 大さじ3、バター 10g]
B[ミント 5g(葉の部分)、スイートチリソース 大さじ2、醤油 大さじ1]
【作り方】
1.じゃがいもの皮をむき、1cm厚さに切る。絹豆腐は6等分に切る。
2.鶏もも肉、じゃがいも、絹豆腐とAを鍋に入れて蓋をし、中火にかける。沸騰したら10分煮る。
3.タレとして、Bのミントをみじん切りにし、残りのBと混ぜて添える。
ついマンネリ化してしまう鍋。でも珍しい具材や多くの素材を買うのは手間だし、経済的にも非効率。難しいことはせず、素材の組み合わせやタレの工夫で簡単&スピーディ、お財布に優しい鍋を作るには、どうしたらいい?
「少ない食材で手軽においしい鍋を作るポイントは食材の『選び方』『切り方』『火の通し方』の3つです。まずはいい出汁が出る食材を最低1つ、できたら2つ選ぶこと。肉や魚介類、油揚げなどお好みで。素材から出汁が出ればカツオや昆布で出汁をとる必要がなく、手間と時間が減ります。素材は千切りや薄切りなどにして火の通りをよくすることで調理時間を短縮できますよ」と料理研究家の今井真実さん。
火の通し方については、時間差で具材を鍋に入れることが大切だそう。
「すべての具材が同時に食べごろを迎えるよう、逆算して鍋に加えていきましょう。それぞれの具材の食感が生かされることで、最後まで飽きずに、おいしく食べることができます」
『クロワッサン』1129号より
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