撮った動画をスマホで簡単編集、動画作品を完成させる方法。
撮影・小川朋央 スクリーンショット・JEMMA イラストレーション・小野寺光子 構成&文・河野友紀 ※この記事ではiPhone(iOS)の画面を掲載しています。
【編集】
撮影のあとはそれらを繋げ、さらに音楽や文字を入れて1本の作品に仕上げよう。ここでは、JEMMAさんと一緒に公園で撮影した動画を、アプリCapCutを使って編集を教えてもらう。
「今回、私は“春の公園で過ごした一日”をテーマに、7つの動画を使って1本の作品にまとめました。一見、工程が多くかつ細かそうなので、難しそう……と思う人もいるかもしれませんが、まずは動画を繋げるだけでもやってみましょう」
動画編集超初心者の編集部スタッフも、このページのJEMMAさんの解説を参考にチャレンジしたところ、あっという間に動画が1本完成。友人に見せたら大好評だったそう!
(おすすめの動画編集アプリ)
CapCut – 動画編集アプリ
動画編集の初心者にもわかりやすい画面デザインと、操作が簡単なことで人気。無料(アプリ内課金あり)。
\撮った動画は/こんなふうに楽しめる。
●LINEなどで誰かに送る。
●インスタグラムやTikTok、YouTubeなどにアップする。
1.使いたい動画をアプリに読み込む。
まずは編集アプリから〝繋げたい動画〞を選ぶことから始めよう。といっても難しいことはなし。スマホ内の[カメラロール]に保存されている動画を選択してアプリに取り込むだけ。
アプリを立ち上げて、「+新しいプロジェクト」をタップ。
画面中央の水色のバナー部分をタップして作業開始。
カメラロールから使いたい動画を選択し、「追加」をタップ。
撮影した動画や写真が登場。使いたいものを選択し、[追加]。
編集画面に移動する。
この段階で、読み込んだ動画は1本に連結済みになっている。
2.それぞれの動画の不要なシーンをカットする。
取り込んだ10〜15秒の動画それぞれの中から〝使用したい部分〞を選び、それ以外を削除していく。今回は簡単な〝残す部分と削除する部分に分割し、削除部分を捨てる〞という方法をご紹介。間違えても矢印(※)をタップすれば元に戻せるのでご安心を!
編集したい動画を選び、カットしたい部分に再生ヘッドを合わせる。
読み込んだ動画の中から、長さ調節したい動画を指でタップして選ぶ(1)。選んだ動画部分を指で動かし、使いたい部分と削除したい部分の間に(2)の線を配置し、画面下の[分割](3)をタップする。
いらないほうを選んで「削除」。
削除したい側の動画を指でタップすると白枠で選択されるので(1)、そのまま画面下部の[削除](2)をタップすると、(1)の部分が消える。これを各動画繰り返していく。
3.BGMをつける。
それぞれの動画を繋げたら音楽をつける。「音楽は動画のムードを決める要素。文字と音楽のどちらを先に決めてもいいのですが、BGMが先だと作業がより楽しくなるのでおすすめ」
動画のムードを決めるBGM選びのステップ。
編集画面の下にある音符マークの[オーディオ]→[楽曲]をタップ。
イメージに合いそうな音楽のカテゴリーをタップ。
音楽のジャンルリストが出てくるので、今回は[VLOG]をタップ。
使いたい音楽をタップ。
曲のリストはタップすると試聴することが可能。癒やし系やアップテンポなものなど多くの曲から選べる。インスタグラムやYouTubeなどで使用する予定がある場合は、赤い半月のようなマークがついた(1)"他のアプリでも使える、著作権クリア音源"を選ぶことをおすす
め。決めたら+マーク(2)をタップ。
音をどこで終わらせるかを決める。
作った動画の長さに合わせて、音楽を終わらせる箇所を選ぶ。
4.文字を乗せる。
動画にタイトルをつけたり、テロップを入れると作品らしさが高まる。こちらも簡単なのでやってみよう。今回は動画の最初から最後まで通しで、1つのタイトルを画面に出すことに。
画面下の「テキスト」をタップ、次に出てくる「テキストを追加」をタップ。
[テキスト]→[テキストを追加]をタップ、開始地点を選ぶ。
文字の入れ方を選ぶ。
[テンプレート]をタップし、文字の入り方を選択。今回は[デフォルト]。
文字のデザイン(フォント)を選ぶ。
文字の形を選びたい場合は[フォント]をタップ。今回は[システム]。
文字の色を選ぶ。
[スタイル]をタップすると、文字の色を変えられる。
5.動画を保存。
編集はここまでで終了。出来上がったら、完成動画をスマホに保存しよう。SNSにアップしたり友人に送るといった動画のシェアが可能になる。
右上の矢印マークをタップ。
右上にある、上向きの矢印のマークをタップして保存。
エクスポートされるのを待って、完了。
保存が終わると、上記の画面が表示される。
スマホのカメラロールを確認。
スマホのカメラロールの中に、今作った動画が収まっている。
さまざまな演出ができるように!
蝶やハートを飛ばしたり、はたまた犬を光らせたり! [動画エフェクト]という機能を使うと、そんなユニークな演出も施せる。
『クロワッサン』1115号より