「生ゴミはフリージング」「ハンガーは買い足さない」…家中をきれいにする、みんなの小さな工夫。
みんなのアイディアを聞きました。
イラストレーション・山口正児 文・田村幸子
[キッチン]生ゴミは冷凍庫でフリージングすれば臭わない。
「臭いやコバエが気になったので、生ゴミを冷凍室に入れています。調理するごとに生ゴミは冷凍庫に入れるので、衛生的にはそんなに気にならないし、個人的にはすごくいいです」(デザイナーA)
[クローゼット]年2回、衣替えのタイミングで服を処分。
「衣替えするとき、このシーズン一度も着なかったものと、新しく出すものでも『これは着ないな』と思うものを処分します。こうすると年2回は必ず、洋服と向き合う時間が持てます」(編集部J)
[紙類]その場でジャッジできないときは、スマホで撮影。
「お便りやリリースなどは、後で判断しようと思うとすぐに溜まりがち。その場でジャッジできないものはスマートフォンで写真を撮っておき、とにかくすぐに捨てます」(編集部F)
[一時保管]〝暫定ボックスを設置。
「私は優柔不断で、スパッと捨てられなくて。なので『暫定ボックス』をつくり、
〝捨てる〞と〝捨てない〞の瀬戸際のものを迷ったら入れておきます。しばらく経つと『この期間いらなかったんだから、もういらないな』と決断できるようになりました」(編集部J)
[クローゼット]クローゼットのハンガーは買い足さない。
「服や下着は1着買ったら、1着以上できれば2着捨てます。『もう着ない』とか『これは捨てよう』とか考えずに、数でしか考えないことが大事です。服はハンガーで収納していて、点数以上のハンガーは持たないこと。1着増えたらハンガーが足りなくなり、少なくとも1着は捨てられます」(編集部F)
[紙類]ちょっと高級で薄い財布を選び、領収書をすぐ処分。
「領収書やレシートを入れっぱなしにしないように、あえて薄い財布を使っています。いい財布のきれいな形をキープしたいので、領収書をより早く抜き取り、処理するようになりました」(デザイナーK)
[リサイクル]リサイクルサイトを賢く活用。
「とくに大きいものは写真に撮ります。その写真データをジモティー(地域のリサイクルサイト https://jmty.jp)にアップしておくと、必要な人の手に渡ってリサイクルもできます」(編集部Y)
[キッチン]新聞紙でぐるぐる巻き作戦。
「生ゴミは限界まで水気を絞り、新聞紙でぐるぐる巻きにしてポリ袋に入れ、空気を抜いて口を縛る。この方法なら夏場でも臭いもあまり出ません」(編集部R)
[ゴミ探し]45Lのゴミ袋を 持って家じゅうを巡回。
「捨てたいものがあるから捨てるのではなく、捨てるという行為のためにゴミをつくる発想。そうでないとものは減らないので。45Lのゴミ袋を手に、ゴミ袋がいっぱいになるまで家じゅうのゴミを探すのは、もはや日常行動です」(編集部F)
[キッチン]ネットをかぶせた排水溝がゴミ箱代わり。
「生ゴミ専用の三角コーナーも、ゴミ袋スタンドも使っていません。排水溝にネットをかぶせ、それをスーパーでもらう薄手のビニール袋に入れて捨てるという流れが気に入っています」(編集部J)
[紙類]家電の取扱説明書は、一読して基本操作を理解したら即捨てる。
「国内メーカーの家電はたいていはWEBサイトから閲覧できるので、取扱説明書は基本操作を理解した時点で捨てます。あるいは『トリセツ』というアプリで一括管理もできるので、こちらもおすすめ」(編集部E)
[紙袋類]空き箱、リボン、紙袋。
「きれいな空き箱、ハイブランドのリボン、紙袋など。溜まりすぎて困ったとき、ルールをつくりました。空き箱は5つまで、リボンは小引き出しにしまえるだけ、紙袋は10枚。ほかは雑紙を捨てるときにどんどん使って処分」(ライターT)
[キッチン]冷蔵庫一掃の時間割を決める。
「冷蔵庫は月1回、冷凍庫は2カ月に1回、月末に古いものを捨てるようにしています。野菜室は、玉ねぎの皮やしなびた野菜くずなどが溜まりやすいので点検します。すっきりとした野菜室に新鮮な野菜を入れるときのさわやかさよ! ジャム瓶や使いかけの賞味期限切れ調味料は、季節ごとに『瓶の日』と決めて、中を洗って捨てます」(編集部D)
[粗大ゴミ]粗大ゴミをネット予約して〝大物を処分するのがクセに。
「先日はマットレス、スティック掃除機、ゴルフバッグを捨てました。そこそこ大きなものがなくなるので、そのスッキリ感が気持ちよく、『何か捨てられるものはねえがー』とナマハゲ状態で部屋中を見まわる日々。ネットで予約できるうえ、200円(自治体により異なる)で処分できるので、思った以上にラクです!」(編集部U)
[クローゼット]寝かせるコーナーに1年保留して、翌シーズン捨てる。
「1年着なかった服、履かなかった靴でも、気に入っていたものは捨てづらい。〝寝かせるコーナー〞にまとめておき、次のシーズンも着なければ、捨てるかメルカリなどで売ります。靴は古くなるほど履かないのでどんどん捨てます。いま手持ちは7足だけ」(編集部D)
[キッチン]かさばるペットボトルは潰せる素材を選ぶ。
「浄水器がないため、ペットボトルゴミが大量に出ます。だから、500mlでも2Lでも基本は潰せるタイプのものを積極的に買うようにして、ぺしゃんこにして捨てます」(編集部J)
[意識]ミニマリストのインスタで捨て意欲をアップ。
「頻繁にミニマリストのインスタを見て、捨てたい欲を上げます」(デザイナーA)
[紙類]新聞の回収袋を雑紙捨てにし、積極的に入れる。
「紙類はゴミ箱に入れず、なるべく、雑紙捨ての袋に入れるようにしている。リサイクルに役立つと思うと、積極的に捨てるようになる。新聞の回収袋は大きいので便利。トイレットペーパーの芯などもこちらに。ただし、スーパーのレシートは、リサイクルできないので要注意」(編集部H)
[捨て忘れ防止]電池や陶器などのゴミは玄関近くに置き場所キープ。
「月に数回しか収集されない電池や割れた陶器などは、捨て忘れないように玄関近くの目につきやすいところに置き場所をつくります。ゴミ収集当日の朝、捨て忘れがないか、本棚やクローゼット周りを確認します」(編集部I)
[不用品探し]ターゲットを決めて、捨てるものを積極的に見つける。
「今日はこの収納スペースを片づけようと決めたら、必ず何かは捨てる。なさそうに見えても何かしら捨てるものはある。ここ1年使っていないものや、同じ用途で複数あるものをチェックし、捨てるだけでなく、同時に掃除も。ゴミ袋、埃取り、マイクロファイバーとアルコールスプレー、掃除機をそばに置いておくと、ゴミ捨てがはかどります」(編集部F)
[クローゼット]着なくなった洋服は、あえて切り刻んで掃除に使う。
「洋服を捨てられないタチなので、着なくなった洋服はあえて切り刻んで掃除のときに使います。鍋に残ったトマトソースやカレー、油、窓の桟などを拭き取ると、少しは気持ちが楽になります」(デザイナーA)
[ゴミ箱]ゴミ箱は2カ所だけ。
「たくさんゴミ箱があると集めるのが大変なので、キッチンと洗面所のみに置いています」(デザイナーK)
[キッチン]ボトルと缶はワゴンラックに一時置き。
「毎日お酒を飲むので、ガラスボトル、缶類のゴミが大量に出ます。ワゴンラックの一番下の大きな引き出しにいったん全部入れ、そこがいっぱいになったら、仕分けしてゴミ出しします」(編集部S)
『クロワッサン』1083号より