まずはこの宿を目指して行きたい！ 旅好き、食好き一押しの宿12選。

●渓流が見えるテラス席でアペリティフをいただく時間が最高です。（今井 恵さん・美容ライター）

新緑や紅葉の名所としても知られる奥入瀬渓流沿いに立つ唯一のリゾートホテルでは、移り変わる自然を存分に楽しめる。
「夕暮れ時の渓流のせせらぎを聞きながら、テラス席でいただくアペリティフから始まるフレンチを堪能。味は格別ですし、時間の過ごし方も贅沢で大満足。次回は雪景色を愛でる季節に行きたいですね」

●美しい萩焼の器に盛られた料理の数々を、ゆったりと楽しみます。（髙山泰子さん・「プレインピープル」エグゼクティブアドバイザー）

萩の迎賓館として親しまれてきた、創業100年の老舗旅館。
「萩焼の窯元巡りの旅で訪れました。美しい萩焼の器に盛られて供される料理を、趣ある庭園を眺めながらいただく至福の時間。海の幸が豊富な土地柄からか魚介類がとても美味しく、そのほかの食材も地元のものをふんだんに使っていて満足できました」

●温泉目当てで泊まってみたら、心と体にしみる食事にもハマりました。（桂まりさん・ライター）

温泉保養士でもある桂まりさんが、お湯目当てで出かけた宿。
「究極の家庭料理に心打たれました。魚沼のキラキラ輝くお米の美味しさはもちろん素晴らしいのですが、魚沼産の野菜もとっても美味しいということをこの宿で知りました。心と体にしみる味ともてなしの心にハマり、紹介した友人もリピーターになっています」

●師と仰ぐ農家さんの民宿で、野菜を丁寧に料理する大切さ、本来の美味しさを実感。（井澤由美子さん・料理家）

山々に囲まれた美しい里山の幸を、無駄なく美味しくいただく、作り手の食の知恵に触れられる農家民宿。
「山菜やキノコ、桜や柿の若葉など、その日使う食材の収穫の手伝いをしたり、育てたこんにゃく芋でこんにゃくを作ったり……。行くたびに発見があり勉強にもなる楽しい宿です。郷土料理もたくさん教えてもらいました」

●山頂のコテージで夕景を愛でながら、地産のワイン、高原野菜を味わいます。（井澤由美子さん・料理家）

2018年にオープンした、7万坪の大自然に囲まれた軽井沢のリゾートホテル。ホテルの敷地内にある、標高1000mに位置するテラス席からは浅間山も一望。
「テラス席に座り、夕陽、爽やかな風、凛とした高原の空気、そして美味しいワイン……。東京駅から1時間ちょっとでこの贅沢空間に浸れる、というのが何よりの魅力です」

●見ているだけで元気がもらえる、色鮮やかな島の朝食。（島本美由紀さん・料理研究家）

古民家をリメイクした、客室数3つの小さな宿。
「宿泊客を30歳以上限定にしているので、1人旅にもぴったりだと利用しました。南国らしい素敵な雰囲気の中庭で、自然の音を聞きながらいただく色鮮やかな朝食は、美味しいし体の中から元気になる感じ。この朝食を食べたいから、とリピーターになる人がいるというのも納得」

●松葉蟹の季節に訪れる宿。趣向の異なる部屋も魅力です。（髙山泰子さん・「プレインピープル」エグゼクティブアドバイザー）

古民家を移築して造った離れなど、趣の異なる宿泊棟が並ぶ。
「出雲大社に行く時に初めて宿泊しました。ちょうど松葉蟹の季節だったのですが、その美味しさに感激し、以来シーズンに合わせて訪れること数回。コースを頼むと、お刺身から、焼き、蒸し、鍋にと蟹尽くしを堪能できます。半露天風呂付きのお部屋がおすすめです」

●ハワイ本家に劣らずの、充実した品揃えのブーランジェリーが出色。（今井 恵さん・美容ライター）

ハワイで100年以上の歴史を重ねてきた名ホテルが、世界で2つ目となるホテルを沖縄海岸国定公園内に2019年開業。全360室がバルコニー付きのオーシャンビュー。
「オールデイダイニングのビュッフェの充実ぶりにワクワクします。特に、個人的に大好きなブーランジェリーが本家に劣らない品揃えでうれしくなりました」

●世界の食通が認める日本人シェフの、独創的な料理目当てに訪れます。（桂まりさん・ライター）

東京駅から徒歩圏内にありながら、一歩中に入ると都会にいることを忘れさせる〝塔の日本旅館〟がコンセプト。
「旅の取材を兼ね、世界各国で注目されるレストランをいくつも訪れているのですが、10年近く前に初めて食べた浜田統之シェフの料理は、とても新鮮で度肝を抜かれた思い出が……。彼の料理が唯一いただける場所です」

●すべてがいい塩梅の料理を、静かで居心地がよい宿でいただきます。（冷水希三子さん・料理家）

奥能登の元湯治場だった宿は、静かな佇まいと過不足ないもてなしが魅力。
「金沢に住む友人に『とても簡素で居心地がよくて、美味しいご飯が食べられる宿』と勧められ、一緒に訪れたのがこの宿との出合いです。丁寧な料理は決して華美ではなく、すべてがいい塩梅。朝ごはんも美味しくて、朝からモリモリ食べてしまいます」

●新鮮な食材の島料理を堪能できます。長寿朝食は必食！（島本美由紀さん・料理研究家）

大島紬の織元が経営する、奄美伝統の食が楽しめる海と山に囲まれたリゾートホテル。
「大島紬の織子さんたちが手がける〝長寿朝食〟が食べてみたくて訪れました。塩でいただく濃厚な島豆腐や、発酵飲料のミキなど、一品一品がとても丁寧に作られていて、新鮮な食材を使った奄美の家庭料理を堪能できます」

●房総の漁師料理をお腹いっぱい食べたいなら、最良の民宿。（酒徒さん・中国料理愛好家）。

宿の先祖が網元だった関係で、今も漁港の入札権を有する魚介料理が自慢の宿。
「目も眩むような豪華な海鮮が並びますが、本当にお値打ち。外房の漁師料理をお腹いっぱい食べたかったら、この民宿が最良の選択です。刺身はもちろん、煮魚も万歳を叫びたくなる美味しさ。毎回期待以上、記憶以上の料理に感嘆の声を上げています」