油の力で、シャキッと色鮮やか。茹でピーマンとツナの辛味サラダ【堤人美さんのレシピ】
野菜がもりもり食べられる上に、ごはんのおかずにも、おつまみにもなる。いいことずくめの温サラダを、ぜひ今年の夏のレパートリーに。
撮影・三東サイ スタイリング・矢口紀子 文・新田草子
煮浸しや炒め物とはひと味違う、ピーマンの新たなおいしさを堪能できるサラダ。ツナはぜひ、食べ応えのあるブロックタイプで。
【材料(2人分)】
ピーマン 5個
ツナ缶 1/2缶(50g)
サラダ油 大さじ1
塩 少々
A[豆板醤 小さじ1/4 しょうゆ 小さじ1 酢 小さじ2]
【作り方】
1.ピーマンは種を除いて縦に細切りにする。
2.鍋に4カップの湯を沸かし、サラダ油と塩を加え、ピーマンを入れてさっと茹でる。ざるに上げてキッチンペーパーで水気を拭く。
3.大きめのボウルにAと油を切ったツナ缶を入れて混ぜ、2を加えて和える。
旨み、甘みが際立ち、量も摂れるあったかサラダ。
火を通した野菜で作るサラダが大好きという、料理家の堤人美さん。
「例えば普通は生で食べることが多いきゅうりも、種を除いて炒めたり。野菜は加熱するとかさが減るのでたっぷり食べられるし、旨みや甘みが増して、生とはまた違ったおいしさが楽しめます。冷たいものが増えて胃に負担がかかりがちな、これからの季節にもうれしいですよね」
しんなりとするのでドレッシングや他の具材が絡みやすくなることも、温野菜のメリットという。
「味がしっかり決まり、野菜が主役でも満足感のある一品になります。ごはんに合わせてもいいし、おつまみにも。献立の幅が広がります」
『クロワッサン』1071号より